Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

あいうえおの本

#商品のこと

僕の大好きな絵本作家さんの1人である安野光雅さん。数多い作品の中で
特に好きな本が「あいうえおの本」です。
安野さんの絵本の多くは文字がありません。文字が無い事によって読む人
の自由が一気に広がっていきます。
ただ眺めてみる、その絵の言いたい事を考えてみる、隅っこのほうをくま
なくみる、横にしてみる、斜めにしてみる。
自由です。この本はず~~っと昔の子供の事、読んだ記憶がうっすらとあ
ます。「あ」「い」「う」・・・と50音が木で組まれたひらがなが描かれて
いて、「あ」の隣のページにはアンパンが描かれています、そしてそのアン
パンに蟻がよって来ています。
もう1つ仕掛けがあるのです。飾りだと思っていた枠の部分に目をこらす
と、「あ」のページには、あひる、あさがお、アザラシ、あざみ、アリクイ
等、「あ」のつくモノが浮かび上がってきます。
とにかく1つ1つがとても丁寧に描かれていて、何度も何度も読み返して
は、新しい発見がある本です。
残念ながら植物にうとい僕は、全部のなぞなぞを解き明かす事が出来ません
少しずつ調べて学んでいこうと思っています。

安野さんの絵本は後書きも素敵です。少しだけ抜粋しますね。

大きな板を示して、「この木目を見てほしい。これは、自然が百年かかって描
いたんだ」といった大工さんがあった。
自然の木はすべて美しい。水玉が球となり、雪が六角に結晶するように、そ
こには自然の摂理を秘めた形がある。
これに比べて人間の作った文明の産物?例えば自動車や電機器具などは絶
えず姿を変えて完結することがない。それらを仮に美しいと見ることができたと
しても、つかぬまのことである。しかし、かんな、はさみ、筆など、長い歴史をく
ぐり抜けたものの形には、樹木や雪と同じように、理に叶った美しさが備わって
いる。一口に古いと、かたずけてしまいがちな伝統的な形を、懐古的にではな
く、むしろ現代的な意味で見直す必要はないだろうか。
私は、そのような、ものの本をかきたかった。
1976年2月20日 発行

この後書きを読んで、なぜ僕がこの本に惹かれ続けるのかわかりました。
安野さんは絵を描くことで良いものを表現し、僕はお店に良いと思うものを置く
ことによって表現をする。
まだまだ勉強不足で安野さんの足元にも及びませんが、日本の今の生活に
なじむ良いものを発掘していこうと思います。

katakana自由が丘の定番の絵本です。大人になって読み返すと子供の頃と
違った発見が出来ると信じています。

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katakana自由が丘からのお知らせでした。