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さがしモノの旅 香川・小豆島編 その3

#さがしモノの旅

小豆島は気になる場所でした。なぜかと言うと井上君が住んでいる島だから。
少し話がさかのぼり脱線します。井上君って誰?と言う事をお話しますね。katakanaの開業準備をしている頃なので2年半位前に彼と出会いました、Twitterの中で。その頃僕達は店舗の内装プランが出来上がり、什器や備品を探して古道具屋さんを廻ったり、minnaの長谷川さんと角田さんに協力して貰い、オリジナル什器を作ってもらったりとドタバタと準備が進んでいました。しかし1つ困ったことが発生しました。店内で使う棚什器は鉄の丸パイプ脚立が良い!とずっと前から決めていました。すぐに見つかると軽く考えていたのですが、見つからない、、、東急ハンズも無し、職人さんが買出しに来るマニアな品揃えのホームセンターにも無い!当然ネットでも色々と検索をかけましたが該当商品が見つかりません。金物屋さんやホームセンターを見つけると飛び込んで、ガックリと肩を落として店を出る事を繰り返していました。半分諦めムードで「脚立が見つからない、、鉄の丸パイプのやつ」とTwitterでつぶやくと「これですよね?」と画像付きで返信してくれたのが井上君でした。お陰で無事希望通りに棚が完成出来ました。井上君のTwitterのプロフィールをみると「現在地 小豆島」と記載あり。それ以来小豆島に僕は感謝の念をいだいていたのです。彼はお店を開店してから度々遊びに来てくれて、毎回小豆島の産品をお土産に持ってきてくれるナイスガイなのです。
そして念願の初!小豆島。今回のさがしモノの旅が決まってすぐに井上君に連絡をすると、待ってました!と言わんばかりにパタパタパタと島の中のスケジュールを決めてくれて「あとは深いこと考えずにとりあえず来てくださいね〜」です。なんて良いヤツ!その井上君とは夕方に合流する事になりました。

それまでは県の山田さんにお醤油屋の「ヤマヒサ」さんとそうめん屋「なかぶ庵」さんを案内して頂きました。

始めての醤油屋さんの見学にワクワクしっぱなしでした。とっても丁寧に説明していただいた専務の植松さんありがとうございました!
その後そうめん屋さんにパネルでそうめん作りを解説して頂きました。夕方だった為か製作現場を見れなかったのは少し残念でしたが、研究熱心な中武さんのお話に聞き入ってしまいました。


左 醤油屋さんのヤマヒサさん 右 そうめん屋さんのなかぶ庵さん

そしてここで県の山田さんとお別れです。
1日半のおつきあいでしたが、何だかとても親しくなってしまいました。お忙しい中色々とご紹介頂きまして本当にありがとうございます!お陰様でいつもの旅の倍の密度の濃さでした。ここでビックリな偶然が!井上君と山田さんは顔見知りでした。以前地元で開催したマルシェで出店ブースがお隣だったそうです。僕以上に彼らはビックリしていました 笑

気がつくと太陽が海の向こうに傾いていました。
今日はこれから張子作家さんを紹介してもらいます。暫く車に揺られて到着した場所は「MeiPAM」と言うギャラリー。普段は色々な展示をして、週末は建物の前のスペースでマルシェを開催しているそうです。ここの池本さんの作るキーマカレーが絶品だそうで今度はマルシェの開催日に来なくちゃ!です。張り子作家さんの商談になぜギャラリーなのかと言うと、作家さんの手元にほとんど作品が無く作品が出来上がるとすぐに出荷してしまうので、「作品が置いてあるこの場所で」という事。張り子作家の石川さんは独学で張り子を作っていて、伝統工芸の人形とは一味違ういい雰囲気のモノを製作する女性です。早速作品を拝見しました。かわいい!!無理を承知でオリーブ小町のグリーンとパープルをイベント初日に間に合う様に作って貰う事を約束してしまいました!写真を撮り忘れてしまったのですが、石川さんの作る「天狗の張り子」が絶品なのです。
店頭に並べたらすぐに売れてしまいました!また作ってもらいたいな~!


これが噂のオリーブ張り子! 左 ギャラリーの池本さん 右 張り子作家の石川さん

時計を見ると19時半をまわっていました。「今日はこれでオシマイ!飯を食べに行きましょう!!」連れて来て頂いたのが海沿いの道にポツンとあるお店。その名も「味のよろずや なぎさ」

店内に入ると喫茶店のような定食屋のような飲み屋のような、、不思議な雰囲気です。しかも、満席!そして全員地元の方々。美味い店の予感がプンプンします。席で待ち構えてくれている男性を井上君が紹介してくれました。「真鍋です!」といきなりの握手。それからしばらく彼のオンステージ。次から次へと話が湧きだしてきます。そして面白い!僕はすっかり彼を好きになってしまいました。簡単に彼を紹介すると、香川県出身・東京大学大学院を卒業しリーマンブラザーズでバリバリと働き、今は小豆島で地域おこしをやっている男性です。ワイワイと喋っているともう1人やって来ました。真砂さんです。真砂さんはそうめん屋さんで、3週間前位にkatakanaに遊びに来てくれたので、すでに顔馴染です。彼の詳しい事は明日工場にお伺いするのでその時のお楽しみ!彼が合流してから更に話が盛り上がりました。例えば、彼らが流しそうめんをやろうと思い立ち。山から竹を切って来て、どうせやるなら長~い方が面白いと竹を延々とつなぎ、傾斜をつける為にヤグラを組む。遊びなんだけど常に本気なのです!なんだろう?この感覚。リラックス出来る。気心が知れている友達と学食で喋っている感じかな?何だか好きになってしまったぞ、小豆島!


この店で出てきたお通しは「鯛!」身がしっかり引き締まって
いるのにフワッとしてる。美味~い!
この島では「小鯛」は珍しいものでも何でもない魚なのだそうです。
ますます好きだぞ、小豆島!

お店の外に出るとおだやかな瀬戸内海に浮かぶ月と星。

さがしモノの旅 香川・小豆島編の2日目これにて終了。
明日はいよいよ最終日。明日も良い出会いがあります様に!

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナからの旅の報告書でした。