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日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

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ブログ|BLOG

お待たせしました!
今回はお楽しみの「田中帽子店の工場見学編」です。
前回のさがしモノの旅 埼玉編ブログ「ビスポークと田中帽子店」はコチラ→

ビスポークさんから中田さんに車で、連れていっていただきました。

工場へ向かう途中、中田さんがビスポーク社長の黒木さんのお話にもあった「古利根川」を紹介してくださいました。
春日部市が、お米や麦の生産地として栄えたのはこの川があったから。といっても過言ではないかもしれません。
とても広く、穏やかで綺麗な川でした。

工場までは約15分だったので、車中でお話をしているとあっという間に到着です。
さあ、早速中にお邪魔します…ワクワク…

中へ入ると、どこもかしこも帽子でいっぱい!さすが帽子の工場です。胸の高鳴りが止まりません…

片面にはたくさんの木型が!使い込まれた味わい深い風合いに、田中帽子店の歴史を感じます。

奥の作業場まで進むと、ミシンの「カタカタカタカタ…」という音が耳に心地よく響く、
静かで引き締まった空間に一瞬で引きこまれました…

ここからは、帽子作りの①帽体縫い②寒干し③型入れ④内縫い⑤内縫い⑥仕上げまでの
全ての工程を工場内の写真と共にご紹介していきます。

始めに、帽子作りの一番初めの作業とされる「帽体縫い」のセクションにご案内いただきました。
帽子作りの上での、とても大事な工程です。

帽子の元となる平らなテープ状になった藁は、藁を数本ずつ編んで作られています。
ここから麦わら帽子が出来上がるなんて!驚きです。

縫いに使用するのは、数十年間大切に続けられている、昔ながらのミシン。
残念なことにメーカーは廃業してしまい、とても貴重なものだそうです。

そのミシンで藁を帽子の頭の部分から円を描くように、丁寧に縫っていきます。
歪みのない均一な曲線でできた美しいカタチは、職人さんの長年にわたって培われた素晴らしい技術の賜物です。
年数と膨大な数をこなさなければ、手に入らない繊細な手の感覚が頼りになるこの作業。
とてつもない数の帽子を製作されている職人さんの指は、指紋がだんだんと無くなってしまうそうです。

同じセクションの奥で作業されていたこちらのお方は、田中帽子店の社長のおじい様で現会長の四代目・田中行雄さん。
御年84歳にして現役の職人さんです。

どこを見ても見ていると、「こうやって帽子が出来上がるのか!」とワクワクするシーンばかり。
帽子とツバが、こんな状態で作られるなんて!初めて見ました!

そして帽体縫いが終わると、次は帽子の湿気を取り除くための「寒干し」です。
空気が乾燥している冬の時期に、天日にさらして干します。
寒干しをすることによって、帽子の編み目が引き締まり、丈夫で型崩れしにくい帽子になります。
このひと手間によって、長く使える帽子になるこちらも重要な作業です。

工場の前に帽子がずらりと並んだ光景は、今の時期ならではの素敵な風物詩。
「まだかな…まだかな…?」と出来上がりを待っているかのような姿になんだかとってもきゅんとしました。

続いての工程は、帽子の形をキメる「型入れ」です。
熱せられた金型を使い、水圧によって上の風船を膨らませ、プレスします。
中折れや中浮きなどの帽子の細かい形状もこちらのプレス機で作りだすことができます。

国内では、ほぼ生産ができなくなってしまった貴重な金型。
それぞれの帽子の形によって使い分けて使用されます。

プレス機の奥では、帽子のツバにアイロンをあてて、帽子の腰を決めていく作業が行われていました。
こちらの方は六代目社長の田中優さんです。

ツバと帽子の頭部分をつなぐ角の部分を指す帽子の腰は、決まっていないと帽子の型崩れの原因にもなってしまいます。
一部の帽子には型のない帽子に、この作業が施されます。

木の素材が混じった樹脂でできた特注の型を使い、手作りの板を型にはめ、帽子の高さを調節します。

腰の部分がなるべく直角になるように、アイロンで一点一点仕上げられていきます。
「“腰は帽子のいのち”なんです。」という田中さんの力強い一言に職人魂を感じました。
「カ、カッコイイ…!」

やりすぎると凹んでしまうため、絶妙な力加減が重要なこの作業。
まさに職人ワザ!

そして、帽子の形が決まったら、お次は内側の汗止めやテープ式のサイズ調節などをつける、
縫い合わせ作業「内縫い」に入ります。
被り心地の良さが左右されるこちらも大事なポイントです。

ブランドロゴも一点ずつミシンで丁寧に縫われていきます。
最後は帽子にリボンなどの装飾を帽子につける「飾りはり」をし、仕上がりのチェックをして帽子作りは終了です。
これで完成!と思いきや、実は最後の最後にもう一つ大事な作業があります。

帽子からはみ出した麦わらをカットしていく、最後の仕上げ。
麦わらのチクチク感がなくなり、より被りやすい帽子になります。
見た目以上に大変な作業で、ひとつひとつの帽子を手作業で行うため、この作業が帽子作りにおいて一番時間が掛かる作業。
繁忙期には、他のセクションの職人さんや会長さんも加わるほどなのです。
大変な作業ですが、田中帽子店さんの帽子の被りやすさの秘密はこの作業に大きく関係しています。

たくさんの工程のひとつひとつに意味があり、全て田中帽子店の帽子作りにおいて欠かせません。
そうしてようやく出来上がるひとつの帽子は、ただの麦わら帽子ではない、職人さんの思いが詰まった特別なもの。
手仕事の大変さや職人さんの技術の素晴らしさを目にして「田中帽子店の帽子」の良さをより深く知ることができました。
でもこうした手仕事にこだわったものづくりだからこそ、田中帽子店らしい
「見た目の美しさ、被りやすく、型崩れしにくい長く大事に使い続けたくなる帽子」が出来上がるのだと、
私たちは改めて確信しました。
これぞ、まさしくメイドインジャパン。職人さんの手仕事って本当にスゴイ!
田中帽子店の職人の皆さま、ご案内くださった中田さん、本当にありがとうございました。

【ブログ更新予告】
4.10更新予定「オススメの田中帽子店の帽子たち」
レディース、メンズ、キッズの帽子、合わせて約30種類以上の帽子が入荷予定です。
これだけ揃うと、どれにしたらいいか分からなくなりそう…
そんな方の為にスタッフが今年の夏オススメの帽子をご紹介します。

4.14更新予定「帽子の選び方、被り方」
帽子は普段被らない、帽子のオシャレな被り方が良く分からない方の為に
自分に似合う帽子を選ぶポイントやオススメのかぶり方をご紹介します。
お楽しみに!
田中帽子店の帽子の展開は、4月12日㈮からです。
オンラインショップからでもお買い求めいただけます.