Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

ウィンドウディスプレイの話 前編

#コラム

数か月前、地元の城南信用金庫の営業担当の上野山さんから、7月に開催するキャンペーンのノベルティをカタカナで販売しているモノの中から選びたいと提案されました。セレクトしたのは「カレールー」カタカナでは大人気のオススメ商品です。

「キャンペーンの期間信用金庫のウィンドウで、お店(カタカナ)のPRも出来ますので使ってくださいネ」
そんな提案を頂いてましたが、ちょうどバタバタしていた時期だったせいもあり、「ノベルティ商品だけ納品すれば良いかな?」って思い、ウインドウの件は後回しにしていました。
銀行のウインドウは街ゆく人はほとんど見ないしね、、


そうこうしているうちに納品の6月17日。ふらりと訪れた城南信用金庫のウインドウを見てドキッーッ!としました。

何百回もこの道を通り、このウインドウを通り過ぎたはずですが、
「こんなにウインドウが大きかったっけ?」
僕の横では担当の上野山さんがニコニコと、やや高めな声で「社長!ぜひこのウインドウを使ってくださいよ」

僕は久しぶりにワクワクしました。

展開場所のデカさに燃える!

6月17日(月)17:00現場をスマホで写真を撮り、社内ラインに送信。
「皆さま。城南信用金庫自由ヶ丘支店さまのメインウインドウを1ヵ月無償で使用させて頂く事が出来ます。場所を確認しておいてください。期間はキャンペーンと同じ7/1〜7/31」

まずは社内ラインで「とりあえず現場をみてね」と送信した後、フッと思いました。この案件はもっと大きく膨らませないといけないような気がする。
カタカナの知恵袋の青木さんと建築、設計と言えば寺岡さん。この2人も巻き込んで一緒に出来たら最高だ!

さっそく同じ内容のLINEを2人に送信!

6月17日(月)18:02 寺岡さんよりLINEで返信
「かなり面白そうですね!まずどうしたらいいですか?一度外から下見して、明日カタカナに向かえば良いですか?」

6月17日(月)18:34 青木さんよりLINEで返信
「おもしろいですね。期間が長いので1週間ごとの情報発信とか。企画会議しましょう!メディアが取り上げてくれるような地域に密着したものがいいかな。声をかけてくれてありがとう」

二人ともレスポンス良すぎ!さらにワクワクしてきた。血が騒ぐ。

突然ですが人物紹介
・青木実さん(男 71才)
元電通の名物クリエイティブディレクター、フレンチレストラン5WATTS元オーナー、山形県白鷹町観光大使。黒のシュナウザーの長次郎の飼い主。
・寺岡徹さん(男 30才)
東京理科大学理工学部建築学科卒業。同年みかんぐみ入社。日本建築学会業績賞 その他多数受賞。万世橋のエキュートを設計。2016年に寺岡徹建築事務所OOTT を設立。

青木さんと寺岡さんが参加を決定してくれたので早速、次の日の夕方に企画ミーテイングを開催!このプロの方達との話し合いがゾクゾクするくらい楽しいのです。

次の日の昼過ぎ。打ち合わせの時間を確認した時、良いことを思いつきました。そうだ!一流のクリエイティブディレクターと若手注目の建築家の話しが聞ける機会はそうそうない。しかも議題は自分たちの事。
スタッフ全員にミーテイングに参加してもらい、企画が生まれる現場を体感してもらおう。そこでみんなの意見もたくさん出れば最高だ。


青木さんと寺岡さんに、夕方の予定をお店の閉店後20時過ぎにずらしてもらい、企画ミーテイングがカタカナガレージでスタートしました。

プロジェクト名は「城南ウインドウ」

まず河野が「今回本当は大げさな事はやるつもりは無かったけど、あのウインドウのデカさを見て燃えた!」事を伝えました。
そしてやると決めたら徹底してやりましょう!と宣言。

この言葉をうけて青木さんが提案の口火を切ってくれました。
用意してくれたのは短冊状の紙に書かれたキーワードが20個以上!

そして寺岡さんはウインドウの図面と現状の画像を印刷したモノを用意してくれました。

さすが!プロの仕事は「こんな感じのタタキ台ですが」とサラッと核心をつくモノを用意してくる。
僕はつたないけど絵コンテを描き、みんなに考えを伝えました。

そしてスタッフは丸腰!特に資料などは用意せず、ノートに走り書きでまとめているでもなく。
非常にカジュアルな企画会議ですが、参加するには心構えと少しでもいいから準備しないとね。
みんな青木さんと寺岡さんのプレゼンを聞いて「ヤバッ、、」と言う顔をしていたので今後が楽しみです。
やっぱりみんなに参加してもらってよかった!

次回は完成しますよ。城南ウインドウをカタカナがジャックです。

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