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カタカナのつくり手とはこび手「sonorとやさしい革」~sonorアトリエ訪問編 前編~

#カタカナのつくり手とはこび手

山口産業さんの見学を終え、sonorさんのアトリエにお邪魔しました。
「やさしい革」がどのようにバッグになっていくのか…
その過程を教えていただきました。

山口産業さんから納品された「やさしい革」。
「豚革は腹側の方に乳腺があったり、穴が空いてしまっていたり…
そういった部分を配慮しながら、基本的には余すとこなく使うようにしています。」

硬いお尻部分は持ち手に使うなど、それぞれの素材の良さを生かし、「革」のことを大事に思う園田さんの想いがものづくりに詰まっています。

頭の中のイメージを、工作のように紙を切ったり、貼ったりしながら、自由な発想で生み出される園田さんのデザイン。
そこから型紙をおこし、革からそれぞれのパーツをとります。

その後、切り取ったパーツの縫い代を専用の機械ですいてから、ミシンで丁寧に縫製。

細やかな所作ひとつひとつに、園田さんの革への愛情を感じます。

そしてSOMEシリーズは、縫製後に職人さんが数週間掛け、丁寧に染め上げ完成です。

シンプルな形に、園田さんがこだわりのナチュラルで美しい色味が映えます。

ARAIシリーズは、縫製後、水にさらし、乾燥させて、この独特なシワ感が生まれます。
このパリッとした革の質感がたまらなくいいのです。

こうした丁寧なものづくりから生まれたバッグですが、気軽に普段使いして欲しいという園田さん。

「革製品だと丁寧に、大事に使わなきゃ。という気持ちになってしまうと思いますが、
sonorのバッグは、布のエコバックと同じように、ガシガシ使ってもらう感じのほうが適しているかなと。
重い荷物もどんどん入れてもらって、デイリー使いをしてほしいですね。」

私は、sonorのバッグを愛用して約1年。
大事にしたいと思うがゆえに「ここぞ!」という特別な日に、持ち歩いていました。

ですが、園田さんのお話を聞いてから、「大事にする」=「使わない」という私の考えが間違っていたことに気付きました…
頂いた命から作られた「やさしい革」のバッグ。使わないことが、一番もったいない。

お仕事の日にも、お休みの日にも、気軽にバッグ持ち歩くようになり、改めて、sonorさんのバッグの良さを感じています。
軽やかで、持ちやすく、毎日にそっと寄り添うバッグ。

これからも、大事に、でも気軽に使っていきたいと思います。


【sonor やさしい革のバッグ展】
日時 11月28日(土)-12月11日(金)
場所 katakana/カタカナ自由が丘店

◎イベント詳細は、上画像をクリック!

【カタカナのつくり手とはこび手「sonorとやさしい革」ブログ一覧】
◎山口産業工場見学編 前編
◎山口産業工場見学編 後編
◎sonorアトリエ訪問編 前編 やさしい革からバッグができるまで
◎sonorアトリエ訪問編 後編 sonorの丁寧なものづくり