katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

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ブログ|BLOG


竹のモノを紹介したいと思いました。

やっぱり竹は大分県かな?と思ったのは訳があります。
全国で唯一の竹細工を教える学校があるから。
僕は「さがしモノの旅」をしながら全国をめぐります。訪れた先々で学校が地場産業にあたえる影響力の大きさを感じました。栃木県の益子町には「栃木県窯業技術支援センター」があり、富山県には「富山ガラス造形研究所」があります。そして大分県には「大分県竹工芸訓練センター」が。どの地域にも共通する事が作り手の年代の若さです。
学ぶ場所があると全国から若者がその地にやって来る。すると職人の新陳代謝もあり産地がイキイキしてくる。
全国の竹細工の作り手たちから「別府で勉強した」という声を多く聞いたことをおぼえていました。

初日は別府を駆け足ながら体感した僕たちは、次の日は福岡の八女に向かいました。今回唯一のアポイントを取っていた、うなぎの寝床の富永さんに会うためです。八女市を拠点に「九州ちくごのものづくりと地域のアンテナとして」をコンセプトにお店と地域活動をする彼らは、きっと竹の作り手にも知り合いがいるだろうと思いました。


曇り空の中、富永さんの車に乗り作り手のいる八女市立花町に向かいます。


今回会いに行く方は、長岡由記さんと石田淳さん、それぞれまったく違う業界から、大分県竹工芸訓練センターに同期で入り、その後は別の工房で修行したのち、別府から八女に活動の拠点を移して工房をシェアしながら活動をしています。


さっそく工房に訪れて作品を見せてもらったとたん、もうノックアウト。これです、僕たちの探していた竹カゴは。

このカゴは長岡由記さんの作品。彼女の作品の特徴はとにかく「ガチッ!」とつくっています。同業の石田淳さんから見ても、長岡さんの指の先から「ガチッと液」が出るんじゃないの?くらいしっかりしている。
この作風は八女に来てから完成したそう。別府は繊細。なんでここに拠点を移したかというと、良くも悪くも場所に影響を受けてしまう。次制約のない場所で「自分のモノを作りたい」そう思ったのだそうです。
場所が変わると竹もかわり、昔からこの土地で使われ続けられているカゴを見ていると、だんだん作品も変わる。自分と本気で向き合って作るモノはやっぱり存在感が違います。


もうすこし長岡さんに、竹かごの事を聞きました。
色々考えて作るけど何が売れるか一番わからないのが作っている人。自分で良く出来た!!と思ってもお客様はピンとこない。でも深い部分で理解し分かってくれると本当に嬉しい。
竹は昔は和雑貨の代表で、最近はライフスタイルにあった使い方をお客さんがしてくれている。
竹カゴは、「伝統工藝」の技を凝らした花籠や、「クラフト」と呼ばれるモダンな生活用品。「荒物」と区分けされる農工具などの道具類に分けられます。「デザインの良い悪いは、見る人によって変わるけど、道具は誰が使っても壊れにくい良さがある」と長岡さん。
デザインは良いと思ったものを考えるけど、〈壊れにくい〉=〈安心〉だから結局ガッシリしたモノになっちゃうの(笑)


このカゴの編み方は四ツ目という方法。
八つ目編みが竹かごの主流だが、すっきりとしたこの編み方はシンプルだけにごまかしがきかない。


この茶碗カゴは石田淳さんの作品で、作っても作っても売れてしまう人気商品。食器棚にしまうまでもない日常で使う器などを、軽く水を切りこのカゴに入れておく。ステンレスやプラスチックには無い素敵な空間がキッチンに生まれるはずです。


石田さんは昔の道具を見るのが大好きだそうです。
地域によって使っている素材がちがうのも面白い。
北はあけびや山ぶどうなどの蔓系が多く、もっと寒い北欧などは樹皮を使いカゴを編む。南にいくと草が多くなり柔らかい雰囲気のカゴが多くなる。竹は固いけどしなやかさもあって、面白い材料。竹の良さを引き出したカタチを作って行きたいと教えて頂きました。


地元八女の真竹。山に入りトラックで運んでくる。
油抜きの作業は二人で共同にやって、その他の工程はすべて別々なのだそう。


気が付くと名刺交換もせずに立ち話であっという間に1時間半が過ぎていました。
あぁ!楽しかった。
「ガラスと竹展」に少量ですが間に合わせて頂きました。
ぜひ見に来てください。
男性にもおススメです。
僕も狙っているモノがあります!

日本のカッコイイを集めたお土産屋
カタカナ河野のさがしモノの旅のレポートでした。

竹のイベントをいつかやりたいと思っていました。
今週末から始まる「ガラスと竹展」の竹のモノをさがす旅に出ました。

竹は日本全国に生育していて、竹を材料に生活の道具を作る人々は各地にいます。
いままで出会った竹のモノは、職人が作る生活に寄り添った実用重視のモノで買い物カゴやザルなどの荒物。対照的に和装をしてお茶会などの時に持つ、京都や静岡などで作られる繊細な工芸品などでした。

本音を言うと、竹のリンゴ籠は同じ価格であればアケビ籠に軍配があがり、繊細な工芸品のバッグなどは、カタカナの世界観とは少しアンマッチだと思っていました。値段も高級価格ですし、、

問屋さんと話していても、「夏だから竹のモノをやりたくなる気持ちは分かりますけど、そんなに簡単に売れませんよ」

そうなのです。竹って身近な素材だけに、なかなか価格とモノのバランスが取りづらい。でも、きっと良いものを作っている人はいるはずです。いったいどこにいるのだろう?

「そうだ、竹と言えば大分!」
さがしモノの旅は普通アポイントを何件か取って、そこをベースに色々と動くのが最近のスタイルでしたが、今回は珍しくノンアポ。「とにかく産地に行けば何かと出会うだろう」そんな考えで大分県の別府に向かいました。

ノンアポですが情報収集はお客様とカタカナとお付き合いのある作家さんから聞き出しました。皆さん大分出身か九州の方なので、ガイドにのっていない情報がどっさり。
ただ、、竹の作家さんの情報はやはり少なめでした。


別府の町に着き、まず訪れたのが「SELECT BEPPU/セレクト別府」と言うお店。
BEPPU PROJECTと言う分県別府市を活動拠点とするアートNPOが運営する「まちのミュージアムショップ、」がコンセプトのお店です。
町家を改装し2階はアート空間で1階が大分の作家さんたちの作品や産品などが並んでいました。そこでさっそく素敵な竹カゴたちに出会いました!お店番をしていた方に、「竹のモノを探しに来たのですがどこに行けばいいですか?」と聞くと「竹細工伝統産業会館に行くといろいろ展示しているはず」
おぉ!有力情報を早速ゲットしました。

お客様で大分出身のチエさんに聞いたオススメのお店が近くだったので歩いて向かいます。



1軒目 「喫茶ムムム」
名前がいいです。「別府でおススメのカフェがありますよ。名前はムムム」
それだけで行きたくなります。30代のオーナーさんが老舗の喫茶店をそのまま使ってムムムを立ち上げたそうです。コーヒーとおいしいティラミスを食べていると、まわりのお客さんが気になりだしました。僕たち以外にまずまずの入店具合でしたが、全員が女性。カフェが女性で埋められている事は特別不思議では無いですが、まさに彼女たちは「喫茶女子」と「旅女子」の集いの場でした。外観と内装はまさに純喫茶。でも中身は30代オーナーでコーヒーはスペシャリティコーヒー。カップはダンスク。いい店です。

2件目「バンブーバンブー」
とても素敵な店です。名前も良いです。大分の竹の商品がたくさん品よく並んでいます。でも、写真は撮りませんでした。外観も撮らなかったのは僕には珍しい事かも。
店員さんの無言の圧迫がすごかったから、色々な注意書きが店内に貼ってありますが、少し驚いたのが「お手お触れないで下さい」カタカナにも繊細な商品にはそう書く事もありますが、ほとんどの商品に「お手を触れないで下さい」。
カゴを見たいと思い店員さんに伝えると、白い手袋をして見せてくれますが持たせてはくれません。カゴは生活の道具でそこまで繊細に扱わなくても良いかな?と思っていたので、ある意味ショックを受けました。でも気持ちはすごくわかります。
お店をやっていると不特定多数の人が入店し、お店の商品をとても雑な扱いをして帰っていく人がいます。作り手が想いを込めて作ってやっと納品してくれたモノに傷をつけられると本当に悲しくなります。しかもここは全国でも有数な観光地の別府です。竹のモノに興味がない人も沢山訪れるはずです。
でも、このお店は本当に良い店なので、何かのきっかけで店員さんが楽しそうに販売をされていると別府の町がもっといい街になると思いました。



3軒目「竹工芸 山正」
お客様のチエさんから「オーナーの奥さんは喋り出したら止まらないから気を付けて」
と言われましたが、止まりませんでした(笑)。たぶん1時間以上は竹と別府のトークを聞かせて頂きました。何代も続く竹工芸屋さんなので、目利きは確かで厳しい。「最近の若い人の品物は楽をしようとしてる。昔の職人はいかに技を凝らして早く仕上げるかを考えていたのよ。アドバイスをすると「それは私の作風と違う」なんて自分の技術不足を棚に上げているのよ」竹への愛が深いからだと思いますが、若手には厳しい、、
ズバズバ言うかわりに、きっと感動した時にはベタベタに褒めるでは?
そんな魅力を持った方でした。また立ち寄りたいお店です。



3軒目 「SPICA」
カタカナの仲良しのフラワーアレンジメントするCUI CUIのシラカワサンから教えて頂いた雑貨屋さん。外観はどの町にもありそうな1階が店舗で2階がアパートって感じの建物ですが、中に入ると二階の床を取り除き吹き抜けになっていました。カッコいいけどカッコつけすぎない。素敵な空間が広がります。お店に置いているモノもきちんと選ばれたもので、しかも、売れるものと見せるモノのバランスが心地いい。何組かの常連さんが楽しそうにオーナーさんとお喋りをしながらお買い物をしていたのが印象的。遠方からのお客様も多いとは思いますが、あくまでも地元の方々に支えられ、お客さんが自慢したくなるお店だと思います。こちらのお店を見ると「あぁ!広いお店でカタカナを運営したら楽しいだろうなぁ」と思うのでした。


4軒目 「友永パン」
こちらのお店も皆さんからおススメされたパン屋さん。
別府の駅からは結構離れていて車でないと難しい。
「みんなが薦めるけど、別府のパン屋さんでしょ、、」と行くのをためらいましたが、訪れてよかった!ピークをだいぶ過ぎた夕方でしたが、続々と駐車場に車がやって来ます。建物がもうやばいです。おいしい空気が外まであふれ出ちゃってる。

店内に入ると外観と内観のGAP無し!
昔からの棚や木箱などを丁寧に使っていて、すべて磨き込まれている為、古いのに清潔感が半端ない。それだけでこのお店の経営スタイルが感じられます。
さらにこの空間を気持ちよくしているのが、従業員の皆さんのキビキビした動き。
100年続くのも納得です。



入り口は行ってすぐに整理券の札が。番号が250番まである!

カウンター後ろの大きなメニュー表。
わかりやすさとデザインを意識していないデザインに惹かれます。
ロールシールも完璧。こんなお店は強いです。もう何があっても少しくらい揺らぐことはあっても、倒れる事は想像できない。やっぱりお店っていいなぁと思いながらパンを買いました。たぶん皆さんが想像しているよりおいしいです。別府に行ったらタクシー飛ばしても行くべきところです。


次の日は朝から「竹細工伝統産業会館」に向かいました。

竹細工の歴史を職員の方に説明してもらいながら館内を廻ると、ただ見るだけとは違い、知識として竹細工を触れることが出来ました。
ミュージアムショップを覗くと、熟練職人の作品や若手作家の作品。水鉄砲や笛などの玩具まで竹製品がたくさん並んでいます。
素敵な竹の作品を作っている人がいることは分かった。では、どこで出会えるのだろう?そんな疑問をミュージアムショップの方に尋ねたら。ここに行って見たらどうですか?と教えて頂いたのが「cotake」という工房であり竹製品を扱うお店。


さっそく別府市内の工房を訪れました。


突然の訪問にこころ良く迎えてくれたのが、別府竹細工の工芸家、佐藤美樹子さん。
別府出身の彼女は別の仕事をしていましたが、初めて訪れた竹細工伝統産業会館で「竹細工の美しさに感動」。別府生まれなのに竹の良さを知らなかったことに使命を感じ、職人になり、店を出すことを決意しました。「竹製品を買ったことのない世代に身近に感じてほしい」思いで自宅に工房を兼ねたショップをオープンしたのだそうです。

佐藤さんの目で見て紹介したいと思う作り手たちの作品。
大興奮です。



お話をいろいろしていくと、だんだん竹細工の作り手たちの事が分かって来ました。
作家さん達はほとんどの方が受注のモノで手がイッパイで、手持ちの在庫は持っていない事。販売ルートもある程度決まっているので積極的にPR活動しなくても良い事。
竹の原料からヒゴを作り作品を製作する一貫生産の為に量が出来ない。なので受注があり過ぎても困ってしまう。
なるほど!竹の作家さんになかなか出会えなかったのはこんな背景があったのです。

でも、どうしても紹介したい作家さんを佐藤さんにお願いをして、彼女がアプローチををしてくれてOKを頂いた作家さんが今週から始まる「ガラスと竹展」で紹介させて頂きます。※cotakeさんの店舗画像の次の籠の写真は佐藤さんの作品です。今回は急な日程だったので展示は出来ませんでしたが、いつか自由が丘の皆さんに見てもらう日を作りたい!

その後、竹問屋としては日本で有数の規模の竹苑さんにお邪魔して別府を後にしたのでした。

翌日は福岡県八女に向かいます。モンペでお世話になっている「うなぎの寝床」の富永さんに竹細工の作家さんを紹介して頂きます。
そこで僕たちは、竹ってすごい!って思い知ったのです。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
カタカナからのお知らせでした。

そこまで気にしていなかった森道市場に興味が出たきっかけが、ただ今座布団のイベントを開催してくれる角川さんのある一言「今アウトドアが熱い、その中でも森道市場がめちゃくちゃ熱い。とにかく人が動き、売上が動くんです」
このイベント自体は前から知っていて「音楽と物販」が融合されたイベント。愛知県の蒲郡という町で開催されている「フェス」※主催者はフェスとは言っていません。
カタカナで取り扱いをしている作家さんも何人か毎年参加しています。
「音楽」と言うフレーズに苦手意識があった僕は「別に行かなくていいかな?」と思っていましたが、先ほどの角川さんの言葉で「よし!体感しに行こう!」と思い立ったのです。

会場に着いて、規模の大きさにビックリ。
ラグーナ蒲郡と言うリゾート施設の大塚海浜緑地(ラグーナビーチ)&遊園地ラグナシアの道路を挟んだ2か所が会場です。

会場を歩いているとすぐに今までのクラフトフェアとの違いを感じました。
出店者の方達のやる気マンマンだけどリラックスしているこの空気は何だろう?

クラフトイベントは圧倒的に個人の作り手が多いです。(個人で自らモノを作っている事を参加資格に設定しているイベントも)そして出店するときも基本的に作り手である本人か+1名程度のお手伝い。隣の出店者さんとはイベント期間中は仲良くしないといけない隣人でありライバルでもあります。
でも、このイベントはお隣りどうしがとても仲がいい。ここに秘密がありました。


出店の方法がユニーク。
この様なクラフト系のイベントは公募制で、主催者が審査をして出展者を決める場合がほとんどですが、森道市場では指名制なのだそうです。主催者が出て欲しい人を全国の中から選び自ら声をかける。そして、ここからがユニークなのですが、その声をかけた人にリーダーになってもらって、その人が一緒に出たい仲間たちを集めてチームを作り出店する。その結果「ALPS BOOK CAMP」や「リトルオキナワ」「village」など20個以上のチームが出来て、分からない事や、もっと楽しんでもらう工夫などがチームの中で完結する。そしてそのチームが他のチームと仲良くなることで、イベント自体が独特の空気に包まれるのです。


会場でカタカナマルシェでもおなじみのヘブンズテーブルの富山さんにお会いしました。運営の事を聞くと「たしか主催者の岩瀬さんは、このイベントの仕切りを一人か二人でやってるんじゃないかな?」何をどこからどこまで自分でやっているのかは知りませんが、岩瀬さんという方に興味が出て、WEBで過去の記事をいろいろ読みました。想像通りの魅力的な人でしたが、「俺が!俺が!」というタイプではなさそうだったのが意外でした。機会があったらお会いしたいなぁ。


そうそう。今回の目的のアウトドアが熱い!を自分の目で見た感想は、確かに盛り上っている様にかんじました。会場内にはテントを張ってキャンプしている人がたくさんいて、キャンプの場所は事前予約で速攻SOLD OUT!テントを見るとみなさんそれぞれの楽しみ方で、しかもオシャレ。そういえば先週行った津軽森という青森で行われたクラフトフェアでもオシャレなテントで楽しむ人々がいました。

僕たちの学生時代もキャンプが流行ったことがあり、友達と丹沢や奥多摩などにテントを車に積み込み楽しみましたが、その頃の男臭さは今のキャンプには微塵もない。
太陽や星空の下でオシャレな料理を食べる時間が楽しく無い訳がない。
角川さんが言っていた「アウトドアが熱い」の意味が分かりました。

価値観が多様化して、物事がドンドン自動化して便利になる一方で、「あぁ、、自分って地球に生きているんだな」って不自由だけど解放感のある感覚。
アウトドアで本物の座布団が飛ぶように売れている。
「本当かな??」と思って蒲郡に来ましたが、来てよかったです。本当でした。


角川さんに「The BUTON」のDMを手渡し。


神楽坂のカモメブックス栁下さんは、やっぱり面白いことをしていました。


秋田からチーム出店!彼女たちと出会えただけでも来たかいがありました。
※写真は秋田をPRしているなまはげ達、暑かったと思う、、


リトルオキナワから素敵なアクセサリーやアロマなど、なかなか出会えない方にも!


やっぱり野外イベントはカレー!関西の有名店が沢山出店していました。


偶然、鳥社長にも遭遇。益子の陶芸家、鈴木稔さんのお店番をしてました。


写真の右手が「ろくろ舎」さんのブースです。
酒井さんの作るカッコイイお椀と酒器も並んでいますが、どう見ても角打ちです。
缶酎ハイ購入させて頂きました。勿論おいしかったです。


広島の藤井製帽さんとの出会いもこれから楽しくなりそう!


メインステージ!夕方になるにつれ会場内の空気がドンドン変わって来る。

会場をくまなく見た後、角川さんに「楽しいっすね!、でもこのイベントはお客さんとしてくるより出店した方が楽しそうですね!!」と言うと。
「来年出ましょうよ!言っときますよ」
えっ!いいの?
来年のワクワクが1つできました増えました。

ニッポンのカッコイイを集めたお土産屋
カタカナ河野からのレポートでした。

お待たせしました!
今回はお楽しみの「田中帽子店の工場見学編」です。
前回のさがしモノの旅 埼玉編ブログ「ビスポークと田中帽子店」はコチラ→

ビスポークさんから中田さんに車で、連れていっていただきました。

工場へ向かう途中、中田さんがビスポーク社長の黒木さんのお話にもあった「古利根川」を紹介してくださいました。
春日部市が、お米や麦の生産地として栄えたのはこの川があったから。といっても過言ではないかもしれません。
とても広く、穏やかで綺麗な川でした。

工場までは約15分だったので、車中でお話をしているとあっという間に到着です。
さあ、早速中にお邪魔します…ワクワク…

中へ入ると、どこもかしこも帽子でいっぱい!さすが帽子の工場です。胸の高鳴りが止まりません…

片面にはたくさんの木型が!使い込まれた味わい深い風合いに、田中帽子店の歴史を感じます。

奥の作業場まで進むと、ミシンの「カタカタカタカタ…」という音が耳に心地よく響く、
静かで引き締まった空間に一瞬で引きこまれました…

ここからは、帽子作りの①帽体縫い②寒干し③型入れ④内縫い⑤内縫い⑥仕上げまでの
全ての工程を工場内の写真と共にご紹介していきます。

始めに、帽子作りの一番初めの作業とされる「帽体縫い」のセクションにご案内いただきました。
帽子作りの上での、とても大事な工程です。

帽子の元となる平らなテープ状になった藁は、藁を数本ずつ編んで作られています。
ここから麦わら帽子が出来上がるなんて!驚きです。

縫いに使用するのは、数十年間大切に続けられている、昔ながらのミシン。
残念なことにメーカーは廃業してしまい、とても貴重なものだそうです。

そのミシンで藁を帽子の頭の部分から円を描くように、丁寧に縫っていきます。
歪みのない均一な曲線でできた美しいカタチは、職人さんの長年にわたって培われた素晴らしい技術の賜物です。
年数と膨大な数をこなさなければ、手に入らない繊細な手の感覚が頼りになるこの作業。
とてつもない数の帽子を製作されている職人さんの指は、指紋がだんだんと無くなってしまうそうです。

同じセクションの奥で作業されていたこちらのお方は、田中帽子店の社長のおじい様で現会長の四代目・田中行雄さん。
御年84歳にして現役の職人さんです。

どこを見ても見ていると、「こうやって帽子が出来上がるのか!」とワクワクするシーンばかり。
帽子とツバが、こんな状態で作られるなんて!初めて見ました!

そして帽体縫いが終わると、次は帽子の湿気を取り除くための「寒干し」です。
空気が乾燥している冬の時期に、天日にさらして干します。
寒干しをすることによって、帽子の編み目が引き締まり、丈夫で型崩れしにくい帽子になります。
このひと手間によって、長く使える帽子になるこちらも重要な作業です。

工場の前に帽子がずらりと並んだ光景は、今の時期ならではの素敵な風物詩。
「まだかな…まだかな…?」と出来上がりを待っているかのような姿になんだかとってもきゅんとしました。

続いての工程は、帽子の形をキメる「型入れ」です。
熱せられた金型を使い、水圧によって上の風船を膨らませ、プレスします。
中折れや中浮きなどの帽子の細かい形状もこちらのプレス機で作りだすことができます。

国内では、ほぼ生産ができなくなってしまった貴重な金型。
それぞれの帽子の形によって使い分けて使用されます。

プレス機の奥では、帽子のツバにアイロンをあてて、帽子の腰を決めていく作業が行われていました。
こちらの方は六代目社長の田中優さんです。

ツバと帽子の頭部分をつなぐ角の部分を指す帽子の腰は、決まっていないと帽子の型崩れの原因にもなってしまいます。
一部の帽子には型のない帽子に、この作業が施されます。

木の素材が混じった樹脂でできた特注の型を使い、手作りの板を型にはめ、帽子の高さを調節します。

腰の部分がなるべく直角になるように、アイロンで一点一点仕上げられていきます。
「“腰は帽子のいのち”なんです。」という田中さんの力強い一言に職人魂を感じました。
「カ、カッコイイ…!」

やりすぎると凹んでしまうため、絶妙な力加減が重要なこの作業。
まさに職人ワザ!

そして、帽子の形が決まったら、お次は内側の汗止めやテープ式のサイズ調節などをつける、
縫い合わせ作業「内縫い」に入ります。
被り心地の良さが左右されるこちらも大事なポイントです。

ブランドロゴも一点ずつミシンで丁寧に縫われていきます。
最後は帽子にリボンなどの装飾を帽子につける「飾りはり」をし、仕上がりのチェックをして帽子作りは終了です。
これで完成!と思いきや、実は最後の最後にもう一つ大事な作業があります。

帽子からはみ出した麦わらをカットしていく、最後の仕上げ。
麦わらのチクチク感がなくなり、より被りやすい帽子になります。
見た目以上に大変な作業で、ひとつひとつの帽子を手作業で行うため、この作業が帽子作りにおいて一番時間が掛かる作業。
繁忙期には、他のセクションの職人さんや会長さんも加わるほどなのです。
大変な作業ですが、田中帽子店さんの帽子の被りやすさの秘密はこの作業に大きく関係しています。

たくさんの工程のひとつひとつに意味があり、全て田中帽子店の帽子作りにおいて欠かせません。
そうしてようやく出来上がるひとつの帽子は、ただの麦わら帽子ではない、職人さんの思いが詰まった特別なもの。
手仕事の大変さや職人さんの技術の素晴らしさを目にして「田中帽子店の帽子」の良さをより深く知ることができました。
でもこうした手仕事にこだわったものづくりだからこそ、田中帽子店らしい
「見た目の美しさ、被りやすく、型崩れしにくい長く大事に使い続けたくなる帽子」が出来上がるのだと、
私たちは改めて確信しました。
これぞ、まさしくメイドインジャパン。職人さんの手仕事って本当にスゴイ!
田中帽子店の職人の皆さま、ご案内くださった中田さん、本当にありがとうございました。

【ブログ更新予告】
4.10更新予定「オススメの田中帽子店の帽子たち」
レディース、メンズ、キッズの帽子、合わせて約30種類以上の帽子が入荷予定です。
これだけ揃うと、どれにしたらいいか分からなくなりそう…
そんな方の為にスタッフが今年の夏オススメの帽子をご紹介します。

4.14更新予定「帽子の選び方、被り方」
帽子は普段被らない、帽子のオシャレな被り方が良く分からない方の為に
自分に似合う帽子を選ぶポイントやオススメのかぶり方をご紹介します。
お楽しみに!
田中帽子店の帽子の展開は、4月12日㈮からです。
オンラインショップからでもお買い求めいただけます.

こんにちは!さがしモノの旅に、今回初めてお供したWEB広報担当のわきたです。
冬の風が吹く肌寒い3月はじめ、ビスポークさんと田中帽子店の工場見学に行ってきました!

まず初めに…katakanaではお馴染みの田中帽子店はご存知の方も多いかと思うので、
ビスポークとはなんぞや?という方の為に、ビスポークさんをご紹介します!
ビスポークさんは、オリジナルブランドの商品を企画・販売するメーカーとして知られ、
機能的でユニークな商品企画で知られている会社です。
田中帽子店の帽子の良さをビスポークさんが発信し、販売しています。

自由が丘駅から電車を乗り降りして約1時間半。埼玉県の越谷市の「せんげん台駅」に着きました。
駅周りの落ち着いた雰囲気が、なんとも心地よく…なんだか、初めて来た!と感じがしない不思議な感覚。
お昼に食べた「ふしみ」さんのつるっつるっの手打ちそばは、格別美味しく(セットで頼んだ天丼も最高!)
一気に「せんげん台」のファンになってしまいました。

さて、お腹も満たされたところでビスポークさんに向かいます。

始めに、新作の帽子や売れ筋の帽子をご紹介いただきました!
今まで、katakanaでは展開していなかったラフィアの帽子も今年は店頭に並びます。
4月9日に更新予定のブログ「オススメの田中帽子店の帽子たち」にて、詳しくご紹介しますネ。

そして気になっていたビスポークさんと田中帽子店との繋がりのきっかけ、二者の関係とは…驚きのお話をお伺いしました。
もともとヨーロッパからの輸入を専門にしている商社に勤めていた社長の黒木さん。
時計、バッグ、革小物、洋服と帽子などファッション全般のさまざまなアイテムに携わるなか
「なぜ海外から輸入したパナマハットは売れるのに、地元の麦わら帽子は売れないのか・・・」と疑問を抱きます。
遠くからわざわざ輸入しなくても、いいものは近く(日本)にたくさんある!
日本のいいものをたくさんの人に知ってほしい、使ってほしい。そんな思いから30歳前に独立を決断。
まずは地元から!ということで、春日部市の伝統工芸品「麦わら帽子、桐ダンス、桐箱、羽子板・・・」
の中で黒木さんは、商社時代にも携わっていた帽子にフォーカスを当てます。

埼玉県東部に位置する春日部市、昔は古利根川の流域に広がる肥沃な土地で昔から米や麦の生産地でした。
特に麦の生産農家が多く、副産物である茎を利用した麦わら帽子を農閑期の副業として
たくさんの農家さんが麦わら帽子を作っていましたが、調べてみると残っているのはなんと「田中帽子店」を含むたった数件だけ!
そこで、すぐさま田中さんにコンタクトを取り、ついに初の対面が叶いました。
緊張感のある1時間ほどの話し合い。どうなったのかというと「まったく話が噛み合わず・・・」
黒木さんは、田中帽子店のこれからや、改善していくべきこと、田中さんに熱く、様々な提案をします。
が、田中さん側からすると、地元人ではあるとはいえ、初対面でこうしたほうがいいと言われても、
そうですね!と、そのままの意見を受け入れるのは簡単なことではありません。
しかしそこから黒木さんは、何度も何度も訪問を重ね、話し合い、「田中帽子店」の改革をしていきます。


※お写真は、いつもkatakanaとの窓口をしてくださっている中田さんです。

黒木さんがまず初めに提案したのが、情報の公開「田中帽子店」の存在を広める。ということ。
もともとアパレルの下請けのお仕事をメインにしていた田中帽子店は
ブランドとしての知名度はあまりありませんでした。
そこで黒木さんは、ホームページを立ち上げたり、日本最大級の展示会ギフトショーに出展されたりと
徐々に「田中帽子店」の存在を世の中に広めていきます。

次に黒木さんが提案されたことが、日本製部門の生産の活性化です。
黒木さんが田中帽子店とお仕事をされる前、
田中帽子店では日本製の部門を縮小し、中国生産の帽子をメインに手掛けていました。
昔から変わらない職人さんの手仕事の素晴らしさが詰まった“メイドインジャパン”の帽子が
田中帽子店の看板となり、良さをたくさんの人に知ってもらい、実際に手に取っていただくことが大切だと
黒木さんは考えたのです。

そして最後は、工場内の高齢化を脱却すべく、若い職人さんの採用を行います。
この話を聞いたときには、「え!ここまでする!?」と正直なところとても驚きましたが、
これは、「田中帽子店」を継いでいく未来の為にも必要なことでした。
黒木さんが、面接を重ね、「この子だ!」という方を田中さんにご紹介します。
しかし、即決にはならなかったそう。でもそりゃあそうです、何十年を掛けて一人前が認められる職人の世界では、
新人を入れるという事は、多大な労力と膨大な時間が必要になります。
でもそこで黒木さんは折れません。「この子に決まらなければ、うちの社員を派遣します!」と田中さんに押しの一言。
「そこまで言うんだったら…」となんとか採用が決まりました。
そこから、職人さんにとって働きやすい環境作りなどのフォローも続き、
この6年になんと3人もの新しい職人さんが誕生し、社長さんの息子さんを含め
現在は、4人の若い職人さんたちが田中帽子店の一角を支えています。

こうしたビスポークさんと田中帽子店の想像を超えた強い関係性。脱帽と感動でした。
一言では言い表すことが難しいですが、あえて言うならば、「同志」。ではないでしょうか。
100年以上も変わらない真っ直ぐな情熱を注ぐ田中帽子店の職人さんの強い思いの詰まった帽子を
ビスポークさんがたくさんの人に良さを伝え、多くの人のもとに届ける。
katakanaもその想いを受け取ったうちの一人です。
田中帽子店さんは、実店舗がありません。
なので、その二つの想いを私たちが直接お客様にブログや接客を通してお伝えしていきたいと思います。
日本のいいものをたくさんの人に知ってほしい、使ってほしい。
責任をもって伝えなきゃ。改めて、気が引き締まる思いになりました。

さがしモノの旅 埼玉編②「田中帽子店の工場見学」はコチラ→

【ブログ更新予告】
4.8更新予定「田中帽子店の工場見学編」
えっ帽子ってこうやって作るの?
知らないともったいない、帽子作りの考えられた工夫などなど、
盛りだくさんの内容になっています。

4.10更新予定「オススメの田中帽子店の帽子たち」
レディース、メンズ、キッズの帽子、合わせて約30種類以上の帽子が入荷予定です。
これだけ揃うと、どれにしたらいいか分からなくなりそう…
そんな方の為にスタッフが今年の夏オススメの帽子をご紹介します。

4.14更新予定「帽子の選び方、被り方」
帽子は普段被らない、帽子のオシャレな被り方が良く分からない方の為に
自分に似合う帽子を選ぶポイントやオススメのかぶり方をご紹介します。
お楽しみに!

田中帽子店の帽子の展開は、4月12日㈮からです。
オンラインショップからでもお買い求めいただけます.