katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

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ブログ|BLOG

「洋服で人生が変わる」いまも本気で思っています。

ワクワクする洋服に出会いました。
福岡の宝島染工さんの作るモノには、こころを揺さぶる何かがあります。
むかしから「馬子にも衣裳」といいますが、意味はごぞんじのとおり
誰でも素敵な衣装を着れば、立派に見える”

なんだか着るもので内面をごまかすようですが、ところがどっこい。
着た本人は背筋がピンとして、まんざらでもないイイ気分になるモノです。
それをきっかけに、馬子が馬上の人になるかもしれません。


 

宝島染工の事を知ったのはずいぶん前。

5、6年前、iroseというレザーブランドの展示会場のテーブルに、藍染のサイフが並んでいました。その時にはじめて藍染が布モノ以外にも染まるのだと知りました。
九州の宝島染工という染屋さんにお願いしたと聞いたのが名前をしるきっかけ。
そんな藍染のサイフですが、最初はとりあつかうことに慎重でした。
なぜかというと、、
染まりぐあいに個体差がかなりあって、なおかつ色落ちがするから。
ある日、iroseのデザイナーの高橋源さんが、この藍染のサイフを使っているのをみてノックアウト!めちゃくちゃカッコよかったのです。
薄いブルーの革が、つかいこむとドンドン濃くなり艶がでて、染めムラの濃淡がなんとも言えない景色になっていく、うまく言えないけど「宇宙や深海みたい」小学生か!
それ以来「宝島染工」という染屋さんを意識しはじめたのかもしれません。

 

宝島染工の大籠さんとの出会いは突然だった。

新木場のCASICAでやっていた展示販売会に行ったときのこと。
カッコイイ服を展示しているブースがあって、「これ、どこのブランド?」と妻に聞くと、小声で「宝島染工さん」
妻は最初からしっていて、どうりで目の色を変えてラックの中を見ていたのだと後からわかった。

その会場で、接客してくれたのが社長の大籠(おおごもり)さん。
独特のたたずまいに、最初は「おっ!」と身構えましたが、話はじめるとおだやかな声のトーンに引き込まれ、気がついたら墨染のロングシャツを買ってしまった。

「いつかカタカナでイベントをやりたいね」
「でも開催してもらうにはハードルが何個もありそうだね」
そう妻と話しながら帰宅したのは昨年の10月の事。

 

コロナ禍になり東京の店の人間が、出張で全国を飛びまわることがむずかしい世の中になってしまったけれど、不思議なことに福岡だけは道がひらけているようで。
3月に緊急事態宣言が解除された後に飛び立ち、八女の久留米絣の織元の坂田織物さんと、半纏(ハンテン)でおせわになっている宮田織物さんをかけ足で打ちあわせ。
大満足の出張の成果にホクホク。その時の様子は「さがしモノの旅 福岡八女編」でお伝えしますね。

八女から宿のある福岡に戻り、CAFÉにおいてあったチラシを見ると、展示会のお知らせが。
Thought(ソート)という九州の作り手があつまる合同展示会なのだとか。
ひさしぶりの展示会を見るために、ふたたび福岡に来ることを決めました。
今回は行けなかった宝島染工さんを訪れる理由ができた。フフフッ。

 

2021年4月。福岡空港からレンタカーで宝島染工さんのある三潴郡大木町へ。
福岡県の南西部、久留米市の南の方で、久留米絣の産地の八女から車で30分くらい。

迎えてくれたのは営業の吉田さん。
めずらしく緊張している僕を笑顔で迎えてくれました。
なぜ緊張していたかと言うと、3月の出張から帰ったあと店長である妻とバイヤーの平岡さんとの定例のミーテングで「夏に染め物のイベントをやりたい」とアイデアがでたのです。アイデアと言うか、ほぼほぼ内容は彼女たちの中では決まっていて、
「宝島染工さんを紹介したい!」
思いはそれ1つ。

なので、今回の僕の使命はこの商談を何としてでもまとめ上げて、イベントを開催させていただく了解をもらうことなのです。
でも、緊張は最初だけでした。
「どんなブランドをお店に置いているのですか?」社長の大籠さん。
洋服はNO CONTOROL AIRと伝えると、茶目っ気のある笑顔で、
「あのブランドは良い服をつくるすごい人たちですね!」
「洋服選びに迷っている人がいたら、あのブランドを毎シーズン1枚ずつ買えばいい」
ぼくがいつも心の中で思っていたことを、パーンっと言い切られるすがすがしさ。

 

もともと洋服屋で会社員をしていた僕たち夫婦は、洋服が大好きなのです。
アパレル(洋服)はチャラチャラしてるイメージをもたれることが多いですが、洋服の力は本当にすごくって、その人の良さを洋服が引き出すことで、内面まで磨かれるのだと信じています。ブランドだからとか、高級だとかは関係なく、その人のスタイルにあっているかが大切なのです。

なぜ宝島染工をはじめたのか?

もともとグラフィックを勉強していたという大籠さん。
大学では染色を専攻したそうです。その後タイプの違う染めもの会社で経験をかさねて、
天然染めの工房を立ち上げたそうです。それが2001年の事なので今年で20周年!!
天然染めというと、藍染・草木染・泥染めなどなど、素敵だけど手染めで化学薬品を使っていないとなると、正直手を出すのがとまどうプライスになってしまいます。
「天然染料の服を着たい人はもっとたくさんいるはず」
「どのようにしたらふつうの人が着れるモノにできるか?」
宝島染工さんの事をネットなどで調べると、“中量生産“というキーワードが出てきます。
大量生産ではなく、作家の1点ものでもない。手作業ができて、同じものを200枚作れる技術と仕組み作り。
大籠さんはだれもチャレンジしていなかったからこそ自分でやってみる。
その結果、けっして安くはないけれど、がんばれば手の届く価格を実現しています。

 

染め屋さんがなぜ洋服を作っているのか。

宝島染工の大籠さんの話を聞けば聞くほど、染め物にたいする愛があふれだします。
そこでふと疑問がわいてきました。
洋服はだれがデザインしているのだろう?

宝島染工の会社自体は染色工場なので、いまも多くの外注をうけて、他のアパレルの仕事を生産しています。
アパレルから受注をもらうためには、「こういう染め方ができますよ」という見本が必要です。以前は生地の段階でアパレルの企画も判断していましたが、最近は洋服のカタチで染めの見本を作らないと受注が決まらなくなってきたのだとか。
既製品を買ってきて染め見本を作った時代もありますが、どうせだったら自分が納得する洋服でプレゼンしたい。
そんなきっかけで宝島染工のオリジナルラインが生まれました。
ユニセックスでエイジレス。この洋服には境目がありません。

 

どうしても工房を見たかった

打ち合わせも無事におわり、イベントを開催させていただく事になりました。あっという間に2ヶ月がたち、イベントでどの洋服を並べるかきめる時期になりました。
そんな時、偶然にも福岡に出張する用事が2件できたのです。

 

すぐに連絡をとり念願の工場見学ができました。
天然染料を中量生産する工場はどんな設備でどんな方たちが働いているのだろう?
国道から少し入った、田んぼと住宅が点在する地方でよく見るのどかな風景。わき道を進むと見えてきました。
町工場のような想像をしていましたが、早くも違う雰囲気。。

 

手前で作業していたのは草木染。
何度も染めの加工をくりかえして色を安定させていくのだそうです。

 

奥の部屋では藍染の作業をしていました。

宝島染工では国産の本藍ではなく、インド藍を使っています。

インド藍を使用する理由
国産の藍(本藍)では、キアイと同じく、藍色の色素の元となる「インジカン」が含まれるタデアイ(タデ科)という植物の葉を発酵させて染料液を作り、染めていきます。
主な産地は徳島県ですが、タデアイの産地、生産量が減少し続けている現代において中量生産、そして日常手の届く範囲の商品価格に対応するために、宝島染工では安定した収穫があり、純度が高いインド藍を使用しています。

 

たらいの目の前には時計があって、職人さんは1枚ごとに時間を計りながら染めていました。職人の感性も大事ですが、レシピを作ることで同じものを何枚も生産する。これがとても大切な事なのです。

 

染めたてはグリーンっぽいピーコックブルーですが、空気に触れると藍色になっていきます。目の前でドンドン色が変化していくので「わ~!」とおもわず声が出てしまう。

 

工場にはあと染め物用の乾燥機が2つあるくらい。
思っていたよりもコンパクトな生産現場でした。
このスケールで中量生産をしつづけるには、作業効率がをきちんと考えないとむずかしい。
そして驚いたのが、職人さんたちの年代の若さ!
20代から30代の方たちが黙々と作業をしています。
全国のいろいろな産地を訪ねるカタカナ店主の河野ですが、ここまで若い人が多い工場はめずらしい。
工場好きの僕はいつまでも見ていたくなるのでした。

 

作業着が美しい。
狙ってできるものではない染め物。
まるでアート作品の様です。

 

ワクワクが止まらない。

その後、倉庫兼ショールームに行くと大籠さんがお出迎え。
あいさつもそこそこに妻は商品セレクトに。
「最初のお取組みだから控えめに商品を選ぼうね」
といいながら来たつもりが、ピックアップする洋服がドンドン増えて。
やる気全開!!

 

結論です。
売り場を拡大する事に決まました。
どうせやるなら。宝島染工さんの世界観も知っていただこう。
今すぐ着れるものはもちろん。秋に着たくなる素材のモノもたくさん並べます。
ここまでスタッフが事前に盛り上がっているのもめずらしい。
昨年入社した、学生時代に染色を学んだ野田さんは、「節約節約、、」とお昼はおにぎりを持参しはじめました。

なんだか、懐かしい。。
僕たちの若い頃はなんてセリフはガラにもないですが、
服を買うためにひたすらアルバイトをしていた事を思い出します。

 

洋服で人生が変わることもある。
ひょっとしたらそんな1枚があるかもしれません。

 

「さがしモノの旅 番外編 宝島染工さんに行ってきた」でした。

▶イベント詳細はこちら
▶カタカナオンラインストア「宝島染工展」特設ページはこちら

 

大北東北展をやるぞ!

青森だったら、こぎん刺しや津軽塗。秋田は、曲げわっぱや樺細工。
岩手だったら南部鉄器や漆の器です。

その中で気になるのがカタカナが開店以来ずっと探しているのが南部鉄器の鉄瓶。

以前、小泉誠さんデザインの鉄瓶を扱っていましたが、なんとなく鉄瓶は南部鉄器が良いなぁと思いフェイドアウト。#この鉄瓶も素晴らしいモノですよ。

南部鉄器の鉄瓶は有名な岩鋳さん、釜定さん、及源さん、小笠原陸兆さん。等々など、、

素晴らしい作り手がたくさんいますが、百貨店さんや多くのライフスタイルショップですでに販売されています。

思い続けると出会いは突然やってきます。

2月のビッグサイトで行われたギフトショー。
新型コロナの影響で「大規模展示会に行っても良いのかな?」
「出展しちゃっても良いのかな??」そんな、みんなが腰が引けている展示会。

そんな人もまばらな展示会で鉄瓶が出品していました。
ものすごいよく言えば「シンプル」、そうでなければ「簡素」なブース。普段だったら通り過ぎてしまいそうですが、そこには惹きつけられる鉄瓶の美しさがありました。

ごあいさつしたのは、ちょっと無口な職人でありアーティストって感じの代表の岩清水久生さん。

「こんにちは自由が丘で雑貨店をやっています河野です」と言うと、名刺の住所をみて「奥沢には長年の仲間がいます」とフワッとした空気になりました。

「品々という植物を扱う小林君が奥沢にお店を構えているのですがご存知ですか?」

小林さんはカタカナの近所でお世話になっている僕の大好きな人です。

そこからは話がトントン拍子に進みました。

しかし問題が、、

岩清水さんに大北東北展に参加していただきたいとメールをするも返事なし。
作り手の中では「返事なし」は作家アルアルなので、期間を開けて何度かアプローチしますが結果は「シ~ン、、、」

ダメなのかな?。そう思っていたら、ショートメッセージが岩清水さんからありました。

返事が遅れたことのお詫びと、イベントに参加していただけるメッセージ。

そして。

「メールは極力避けているので電話かFAXで連絡を取り合いましょう」

ガーン!!

出来ればメールのやりとりが良かった、、
資料を添付出来たり、画像を送ってもらったり出来るもんね。

でも、「コンピューターとやりとりしていると頭が締め付けられてしまうのです」

そういわれたら

「大丈夫です!電話とFAXでやりとりしましょう」(涙)

それから岩清水さんと電話で話す時間が楽しみになりました。
めでたしめでたし。。※1回の電話がそこそこ長いので呼吸を整えてから電話にのぞみます。

岩清水さん本当にすごいです。
今の時代にホームページが無い。

でも、検索すると楽天にバンバン掲載されている。。

これってどうなの?

でも、雨晴さんやWISE・WISEさんにも取り扱いがある。
まさにぐちゃぐちゃ(笑)
#webに接続していない強み?(逆ににね)

河野が一目見てちょっと惚れてしまった鉄瓶です。

そうそう買い替えるものではないので、納得のモノを使ってください。たぶん。岩清水さんの鉄瓶は納得するはずです。

あぁ岩手に行きたい。。
岩清水さんの工房で実際に作業しているところを見てみたい。

でも、もうしばらくは我慢です。。


我慢できない方は自由が丘に来てください。
素敵な鉄瓶をご紹介させていただきます(笑)

ローマ法王に献上した鉄瓶も入荷します。
#凄いことをサラッと言っちゃった

「大北東北展」は10月3日からスタートです。
ぜひお楽しみください。

10周年記念 大北東北展て何?⇒◎◎◎
イベント特設ホームページ⇒大北東北展HP

日本のカッコイイを集めたお土産さん
カタカナ河野のさがしモノの旅でした

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。

岩手には行けなかったので、アーカイブの記事です。
はじめて岩手県九戸の高倉工芸さんに訪れたのは今から4年前の事でした。


南部箒を作る高倉工芸さんに行って来ました。
岩手県・九戸が高倉工芸の高倉さんの本拠地です。
山を何個も超えて、田んぼや畑の中を走り抜け、そろそろ目的地だぞ!と思った瞬間、稲ともトウモロコシとも違う背の高い草が道の両側に広がり始めました。
「これはひょっとして箒草?」そうです。高倉さんの畑が道添いに何か所もあるのです。

到着するなり高倉さんから大歓迎を受けて、早速作業場を案内してくれました。

そもそも南部箒って何?


「この箒(ホウキ)毛玉が取れちゃうのです!」

嘘だと思うでしょ?正確には毛玉が取れるのではなく、無くなってしまうのです。

その秘密は??この縮れた穂先なのです。この箒は僕が5年間使い続けて来たので、本気でおススメできる「とっても凄い箒(ホウキ)」なのです。

くっ〜!まさかのピンボケ、、
左が新品。右が20年モノ!写真では分かりにくいですが、お化粧の筆の様になめらかになっているのです。もちろん現役です。1万五千円+税

江戸時代に岩手県の北部・中部と青森県の東部、秋田県の北東部に南部氏が領地を持っていた場所が今も所々で「南部」という名称で親しまれています。九戸は岩手の中でも北寄りの地域になります。では何で南部箒が良いのかというと、原材料の良さと、工夫に工夫を重ねた職人技のたまものなのです。東北はどこでもそうでしたが、この地域でも必要なモノは自分たちで作るという風習がありました。昔から箒は自分で使う分は自分で作っていたそうです。しかし今の南部箒の原型になっているのは、昭和37年に村おこしの一環で当時箒で有名な栃木県・鹿沼より職人さんを招いたことに始まるそうです(意外と最近!?)その時に「これだ!」と思ったのが高倉さんのおじいさんとお父さん。今では清勝さんが受け継ぎ、さらにモノ作りに磨きをかけています。

2階に上がると屋根裏部屋のような空間が!奥が製品を置く格納庫で、手前に昨年収穫した
箒の原料が山積みされています。


先が縮れているのが南部箒の最大の特徴です。初夏から夏にかけて吹きつける強い風「やま
せ」この風によって独特の縮れが生まれます。


この状態が大人気商品の小箒の原型。まずは丁寧に選定した箒わらを根元にしっかりと固定
します。高倉さんの箒はわらのみをふんだんに使います。その量は通常の箒の10倍くらい!
1本に仕上げる時間も数倍。そう聞くとこの値段も納得の価格になっていきます。


続いて根元の装飾をしていきます。装飾と言いましたが、箒が抜け落ちないようにしっかり
固定するための編み込みです。青森のこぎん刺し同様に「どうせやるなら楽しく美しく」と
いう先人の知恵を感じます。


これが箒わらの畑です。春にトラクターで畑をしっかりと土をおこして、5月に1粒づつ種を
まき足で踏んで土をかぶせます。今回訪問した時は2.5メートルくらいの高さに成長していま
した。今年は9月に収穫すると高倉さんは言っていました。


収穫するときは穂先を傷めないように、すべて手作業で行うそうです。
その後は、選別・脱穀→釜茹で→乾燥・選別→編み上げ→完成
さまざまな工程があり完成します。
最高級品は素材を吟味する為選別だけで3年をかける商品も!こだわりが半端ない。


お店の定番品に置きたいけれど、生産量が追い付かないのでイベントのみの展開になり そうです。決して安くはないけれど、掃除機買うのだったら、高倉工芸さんの南部箒はおススメです。

だって、20年以上使える電化製品なかなかないですよ。
まずは、一度見に来てください。カタカナ自由が丘店でイベントを開催します。

そして!

大北東北展でスペシャルを作ってもらいました~!

洋服帚スペシャルバージョン。

藍染の糸を使って、持ち手の布は埼玉県八潮の相澤染工場の「ものあい」に染めて頂きました。

文句なしにカッコイイ。

間もなくサンプルが到着するのでお知らせしますね。
大北東北展をやります。
岩手のモノをもっともっと知りたかったですが、今回は僕の今知っている岩手だけを紹介します。

でもね、、
2月に偶然の出会いがあったのです。
南部鉄の鉄瓶です。

「大北東北展」は10月3日からスタートです。
ぜひお楽しみください。

10周年記念 大北東北展て何?⇒◎◎◎
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日本のカッコイイを集めたお土産さん
カタカナ河野のさがしモノの旅でした

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。

最初にあやまらなければなりません。

「大北東北展をやろう!」と決めて青森の作り手と打ち合わせをしたり、秋田の作り手と出会うために何度も通ったりしました。

やっぱり自分で動くと、たくさんの人と出会い、モノと出合えます。
しかし、今回岩手を訪れることは出来なかった。

感染者が0名なのに、東京から出張はいけない、、

なので、
今回の岩手はさがしモノの旅はありません。

でも、それでは寂しいので2年前に盛岡に行った時の思い出に浸りたいと思います。

2018年夏

夏休みの帰省を使って1泊2日で盛岡に行きました。
さがしモノの旅の朝と言えば「今日のモーニング」。このモーニング探しがとても面白く、
いつもホテルの朝食は付けずにおいしいお店を探します。
そこそこの規模の街でも喫茶店でモーニングを食べる習慣のない町もあります。

でも盛岡は何軒かある中で選んだのが「いなだ珈琲舎」さん。店内に入った途端、良い店だとわかりました。お店の方々の動きとしぐさと声のトーン。常連さん方のお店を愛している感じ。


このお店をすぐに好きになりました。そしてモーニングが到着。当然すごくおいしい!
特にコーヒーがスッキリしていながらコクがあり、ホロっと苦味が残ります。ブラックで飲ん
で途中からミルクと砂糖を入れたら更に豊かな広がりが。


丁寧に淹れられた珈琲は大切に飲みたくなります。

この思いで淹れる珈琲。美味しいです。

思わずマスターの稲田さんに「豆の卸はされていますか?」
※このモーニングの出会いで8周年のイベントに参加していただき、今回も大北東北展に参加していただきます!!


その後向かったのが「ござ九・森九商店」さん。文化13年(1816)に創業した老舗の荒物屋さん。
当初神仏に使う燈明につかう燈芯売りをしていましたが、しだいに盛岡周辺の農家で作られる手工芸品のワラ工芸・荒物・雑貨を扱うようになり、現在のお店に受け継がれているそうです。


一歩足を踏み入れるとそこはMyワンダーランド。
久し振りに僕はお店で興奮しました。ディスプレーの方法や
1点1点のモノの選び方。例えば、スポンジはすごく品番が絞られているけれど
チリ取りはこんなに種類があるのか?ってくらい陳列されています。


竹カゴやザルの売り場もカッコいい!このフェイスでは素材を絞って形のバリエーション
をみせている、品の良い売場です。什器裏のすだれが効いています。


タワシがいろいろ。パーム椰子にナイロン、そして棕櫚タワシ。
ここではアイテムを集積して素材のバラエティーで選択枠を増やしています。
なにより見ていて楽しい売場です。


ござ九さんに置かれているモノは見たことありそうで、はじめて見るモノが多かったです。

このお店に訪れるだけで盛岡に来たかいがありました。いいなぁ。こんなお店が出来たらいいなぁ。そして僕はこのザルを買っていました。どう持って帰るかは考えていませんでした。どうしよう、、、


次に向かったのが「ひめくり」さん
東北の作家さん、特に岩手の作家さんを中心に作品を紹介している雑貨屋さんです。


オーナーの菊池さんと少しお話が出来ました。
なぜか同じにおいがするな〜と思ったら、創業がカタカナとほぼ同じの2010年の秋。
今までずっと1人でやって来たお店を従業員さんを雇用して、次のステップに進みだそうと決めたそうです。この店はオーナーがすべてを決めて来た空気感が心地よい空間でした。
ひめくりの菊池さんとは、いつか何か出来そうな予感がします。


ひめくりの菊池さんにおススメして頂いたのが「BOOK NERD」さん。
最近本屋が気になる河野ですが、このお店も面白い。
手に取りやすい本もありますが、写真集などはマニアックなモノも沢山ありました。


お店の半分の壁面を使ってイベントを開催していました。
舞木和哉さんの絵の展示でした。お話をお聞きすると、拠点は東急東横線の祐天寺駅。
カタカナの超ご近所でした。面白い出会いもさがしモノの旅の醍醐味です。


お昼はソウルフードを食べないと!
という事で、じゃじゃ麺です。さんがお休みだったので、今回はこちらに!
じゃじゃ麺って以前に盛岡駅で食べて時に「肉味噌が乗っている汁なしラーメン」って印象で特別美味しいとは思わなかった(失礼)のですが、再度チャレンジです。
感想は、「これ!本当に旨い!!」じゃじゃ麺やばいです。でもこちらのお店が
特別美味しいのかな?東京でも見かけたら試してみようと思います。


そして、盛岡と言えば「光原社」さん。
工芸品を扱うお店としてはこちらに訪れない訳にはいきません。実は2年ほど前に、盛岡にチラッと立ち寄った時に見かけた暖簾が忘れられず、まだ販売されていたら購入しようかと悩みながらの再訪問です。
しかし、売り切れ、、いつ入荷するか分からないとの事でした。
入荷したらご連絡を頂く約束をして、今日は手ぬぐいと南部鉄器の風鈴をお土産に。


光原社さんに来たらこの喫茶ルームに行かないといけません。
お店の佇まい、店員さんの心地よいキビキビした動きながらも柔らかい空気感。

何よりコーヒーが美味しい。夏の時期にはクルミクッキーと共にアイスクリームもおススメです。オフシーズンには本をもって出かけていきたいお店です。
あっと言う間の盛岡のさがしモノの旅でした。
盛岡はまだまだ奥が深い。

盛岡に行くなら少し足を伸ばして平泉の中尊寺に!中学の修学旅行ぶりのお参りです。

2011年、世界遺産に登録された中尊寺は更に人気の観光地になっていました。参道に一歩足を踏み入れると空気がガラッと変わり人は沢山いるのに不思議と静かです。

流石1200年近くの歴史のあるお寺だけあって、すべての建造物がお見事!国宝や重要文化財がゴロゴロあり神社仏閣好きの僕は興奮状態。
でも、僕が感心したのが別のポイントがあります。

それはお賽銭のシステム。

こんな事を書くと不謹慎と思われるかもしれませんが、とてもよく出来たお布施の方法でした。
中尊寺は有名な「金色堂」まで一本道の月見坂という山道を登っていきます。その参道沿いに次々と右に左にお堂があります。


最初に「弁慶堂」。そう源義経と一緒に語られるあの弁慶です。
更に進んで、「地蔵堂」「薬師堂」どのお堂をとっても1つのお寺になる位の威厳をもっています。そしてすべてにお賽銭をしてお参りします。そして、それぞれのお堂の脇には札所があり、御朱印が出来てお守りやお札が売られています。小銭が無くなったので両替の代わりにポストカードを買ってお賽銭行脚。


そして中尊寺本堂。さらに進むと「不動堂」「大日堂」「阿弥陀堂」に「弁財天堂」もちろんすべてのお堂の脇に札所があり、それぞれ独自のお札やお守りを並べています。そして「金色堂」にたどり着きます。


沢山の人がいろいろなお堂にお参りしていますが、喜んでお金をお賽銭箱に投げ入れています。
祈り終えた人々は、みんないい笑顔です。


お参りを終えて参道を下りながら、「お金って何なんだろう」と思いながら、不思議とすがすがしい気分になった、
真夏の平泉中尊寺でした。

大北東北展をやります。
岩手のモノをもっともっと知りたかったですが、今回は僕の今知っている岩手だけを紹介します。

でもね。
2月に偶然の出会いがあったのです。
南部鉄の鉄瓶です。

「大北東北展」は10月3日からスタートです。
ぜひお楽しみください。

10周年記念 大北東北展て何?⇒◎◎◎
イベント特設ホームページ⇒大北東北展HP

日本のカッコイイを集めたお土産さん
カタカナ河野のさがしモノの旅でした

いまから5年前、秋田県の真ん中あたりの場所に大仙市があります。
そこで伊藤さんご夫妻が「星耕硝子」という工房をかまえています。

この硝子工房を教えてくれたのは弘前のTHE STABLESの小田原さん。
以前から小田原さんのお店で少しずつ買い集めていた作り手です。

工房の2階はギャラリーになっていて、妻は早速物色し始めました。

「どうぞ~!」奥様の伊藤さんの声に振りかえると。

冷えた麦茶と茹でたての枝豆!
器はもちろん星耕硝子さんの作品です。

美しい&美味しい。

5年前の工房の様子です。
サウナの中のような暑さの中、もくもくと伊藤さんはガラスを吹き続けます。

良い笑顔。

2020年、春

ふたたび星耕硝子さんにやってきました。

今回は眺めるだけではなく「大北東北展」に出品してもらうモノを選びに来たのです。

きっかけは昨年10月に行った「いちじく市」。そこに伊藤さん達も出店していて久しぶりの再会に花が咲いたのです。

いろいろな打ち合わせの末にカタカナのイベントで紹介することが実現しました。


外はまぶしいくらいの初夏の秋田。
5年前買ったワイングラスに再会。

このワイングラスは河野夫妻のとってもお気に入り。
ワインはもちろん。お酒を飲まない妻は、氷を2つ入れてお茶を楽しいでいます。



この蓋物もお気に入りの一つ。
神々しさに神棚に置いています。

このグラスはバランスがとってもいい。。
ヤバい、、いろいろ買ってしまいそうな気配が濃厚(笑)

今日ももくもくと工房で作品を作り続けている伊藤さん。


あっ振り向いた。

「?!」

5年前よりカッコよくなってる?


人はいい仕事と良い苦労と幸せでカッコよくなるのですね。


おぉ!
夫婦ともに格段に素敵になってますよ!

良い年のとり方のお見本ですね。


工房から出たら、広い空と若々しい緑。

あぁ気持ちいい。

こんな空気と水の流れる場所で作られるガラスたちが自由が丘にやってきます。

「大北東北展」は10月3日からスタートです。
ぜひお楽しみください。

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