Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

クリスマスの事

#日々の出来事

今日はクリスマスです。
日本のクリスマスは、昔とだいぶ変わりました。
僕の学生時代は、街はジングルベルの嵐で、お父さん達は
三角帽をかぶってネクタイをハチマキにして千鳥足だったもんです。

何だか日本も大人になったな~ と感じます。

僕達のお店はどうだったかと言うと、始めてのクリスマスを
迎えるにあたり、てんてこ舞いでした。

11月の後半からチラチラとギフトラッピングが増え始めて
12月に入って、特に土日は怒涛のラッピングラッシュ!
全員お昼ごはんは、ストックスペースでおにぎりを頬張り
すぐに売場に復帰!そんな繰り返しでした。

「早く言ってよ!」
とお叱りを受けそうですが、言わないではいられないので
お伝えします。

それはクリスマスカードのお話です。

発注をすっかり忘れていたクリスマスカードを探しに
10月後半から動いていましたが、気に入ったモノが全く有りません。
でも、妥協はしたくないので、「どうしようかな、、、?」
と悩んでいたら、アイデアが「ふっ!」と降りて来ました。

「そうだ! 今お店に置いている作家さんにクリスマスカードを作ってもらおう!」

候補は2人!

まず一人目は布川愛子さん。
動物のイラストをカラフルな色で不思議な魅力をもった作品を作ります。
彼女がkatakanaに作ってくれたカードはこちら!!
とってもハッピーな気分になれるモノを送ってくれました。

2人目はツバメ活版堂さん。
その名の通り活版印刷の作家さんです。

出来上がって来たカード達に、お手紙が添えられていました。

「大変お待たせ致しました、全て手作業で作成する為に
お約束の日のギリギリになってしまいました。
以前にもお話させて頂いたかもしれませんが、活版印刷の文字は
色々な古い印刷工場から譲り受けたモノを使っています。
現在国内の印刷工場は次々と潰れてしまっているのです。
僕はそんな工場さんに足を運び活字を譲り受けて来ます。
今回使った花型活字は、先月廃業した鎌倉の印刷屋さんから
頂いて来たモノです。
鶴岡八幡宮のすぐ近くの場所です。
この神社はとても多くの結婚式が挙げられて来ました。
この印刷屋さんはそんな沢山の結婚式の招待状を印刷していたのです。
なので、この活字はたくさんの幸せの案内を印刷してきた活字です。
カードを買って頂いた方にしあわせのおすそ分けがある事を祈っています。」

こんな出来事があって、僕達のコラボレーション第一号が生まれました。

何だか僕達katakanaは素敵な出会いで出来上がっている様です。

鎌倉の印刷屋さんから頂いた活字で印刷した言葉
「素敵な事がおこりますように」

この版で印刷されました。
スノードームの版は椿の木を使っているそうです。

木の廻りにツバメが舞っています。

エンボス仕上げもお願いしました。