Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

丸亀うちわ Ojigiの話

#商品のこと

たぶん今年は、節電をガンバロウ!と言う事で街頭でポケットティッシュの代わりに「うちわ」が大量に配られると思います。お店のノベルティーなんかも「うちわ」が多分多いんじゃないかな?僕達のお店katakana自由が丘店では、自分で使うなら納得のいくモノを自分で買って使いたい!との想いで、半年前から目を付けていた「うちわ」があります。

【丸亀うちわ Ojigi 】です!

香川県の丸亀市は江戸時代から続くうちわの産地です。竹うちわの生産量の80%~90%はこの地域で作られています。こんなに高いシェアがあったら、あぐらをかいていても良さそうですが、ここにも価格競争の波は押し寄せているのです。プラスチック製のアジアで作られた安価な商品に、、、そしてうちわ屋さんの「何とかしなければ、、」という思いとデザイナーさんの「何かがしたい、、」という思いが一致したモノが完成しました。

これです!

ちょっと変わった形をしてますよね?うちわ屋さんからの一言から生まれたデザインだそうです。デザイナーの八木沼さんに裏話をお聞きしました。

「携帯できるうちわを作りたい」

産地の丸亀では、うちわ を持ち歩く事が 日常でも違和感ないのですが、しかし、産地以外の地域では、涼を取るためには扇子が身近かと思います。そこで 「携帯する」という部分を どう捉えるかが問題になるのですが、他のデザイナーさんとも作り手の方は相談されていたようですが、

携帯する = コンパクトにする

という考えがほとんどだったそうです。コンパクトにするというのは、折たためたり 付け外し出来たり という事で、私は、この話を伺った時に 「だったら 扇子で間に合いますよ。」 とコメントしました。

それともう一言コメントしたのは作り手の方は 長い歴史や愛着の思いから広く広まる為に「携帯するうちわ」を求めていましたが、丸亀うちわを知らないお客様が、折たたみにうちわ を見たら「こういう変わったうちわが 丸亀うちわ」と認識することにより、間違った方向に進むかも知れません。そして結果的に丸亀うちわ の長い歴史を「消し去る事になります。」そこで、結果として 今回の「Ojigi」は、携帯する に着目し、しかも 伝統的な丸亀うちわの要素を出来るだけ残す事を考え、日常で 携帯している事が多い 本や雑誌、新聞に 挟めるサイズと形状を提案しました。以上が、このうちわのスタート時点の背景です。

本当に 話し出すときりがないんです。作るところも 非常に凄い! 工程があるんですよ!!僕はもっと知りたいですが「ジカンニカギリガゴザイマス、、」いずれ工場見学の時のために取っておくことにしました。


一番小さいサイズは文庫本にピッタリはさめます! ¥1,838


このサイズはハードカバーに合います。 ¥2,079


一番大きいサイズは雑誌用! ¥2,478

最後にあおいでみると分かるのですが、風が自分のところだけに来るのです。これぞ!節電ならぬ、節体力!デザインの力は素晴らしい~。手作業の為、大量生産が難しいそうです、、出来れば早めにあおぎに来て下さいね。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
Katakana自由が丘店からのお知らせでした。