はし置きのお話
この前はお箸の話を書きましたが、今回はその続きと言うか、セットのようなお話。実は以前、知り合いからのアドバイスで「はし置きをお店に置くと贈り物需要で売れるらしいよ!」と言われました。それを聞いて僕は「う~ん、なるほど!贈り物にはし置きを1つ贈る人はいないだろうから、何個か揃えて楽しい方がいいな、、」と思いました。
でも、1つ問題があるのです。僕がはし置きを日常的に使わないのです。「おまえが使おうが使うまいが関係ないだろ?」と言われそうですが関係あるのです!自分が「日常で使っている」または「使いたい」と思うモノをお店に置きたいのです。そうでないと自分達が自信をもってお客様におススメが出来ないのです。
そして出会いました!5月に行った松本のクラフトフェアで。これは使ってみたいと思う「はし置きに!」
美濃焼の器が整然と並んでいるブースの脇になぜだか空港が、、、違和感をタップリと醸し出して出現していました。その上にはミニチュアの飛行機が沢山並んでいます。手に取ってみると陶器で出来た飛行機です。
なんだろうな~?これ。」とジッ~と見ていると視線を感じました。顔を上げると、おじちゃんがニヤニヤと「お兄ちゃん飛行機好きかい?」と僕を見おろしていました。「はし置きだよ!」と言うおじさんは、ここぞとばかりに喋ってきました。これはANAでこれはスイス航空、それからこっちはスカンジナビア航空ANAはボーイング747でスイス航空はボーイング767、スカンジナビアはエアバス340なの!良く見るとエンジン4機有るでしょ?あとエールフランスはエアバスの380で胴体が太いでしょ?全部2階建てだからね!JALはやっぱりボーイング747だよね~!でも、鶴丸はおじちゃん細かくて書けないから以前の機体のままなの、、、それでこれはJALに似ているけど実は政府専用機!
話は留まることを知りません。よくよく聞いてみると、おじちゃんは岐阜の窯元の社長さんでした。飛行機が元々好きだった事もあるそうなのですが、ある航空会社から依頼がありノベルティではし置きを作ったそうです。「それ以来ハマっちゃったのよ、、、」と後ろから社長の奥さんがまったくしょうが無いわね!男って、、と言う顔で言いました。
それから数週間後、僕とおじちゃんは何度も電話で「やっぱりANAはボーイング747じゃ無くて767が良いと思うのですが?」「そうだね!ANAはジャンボ飛んでないもんね~」「社長!KLM出来ますか?」「う~ん、、胴体が色の付いているモノは出来ないんだよね。カンタスだったらおじちゃん頑張ってカンガルーのマーク書いてみるよ!」等々、、、
社長の奥さんが電話の後ろで「しょうがないね、、男どもは!」と言っていそうです。そして先日無事、当店に9社の航空会社がkatakana自由が丘店に就航致しました。残りはちょっと難しいルフトハンザ―等の数社です。これも待ち遠しい!
ブリティッシュエアライン/BA B747-400
エールフランス/AF A380
スカンジナビア航空/SK A340
デルタ航空/DL B747-400
エアカナダ/AC B767
カンタス航空/QF B767
日本航空インターナショナル/JL B747-400
全日本空輸/NH B767
政府専用機 B747-400
アメリカ航空宇宙局/NASA スペースシャトル!
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からのお知らせでした。