腕時計のお話
この前、腕時計が2型入荷しました。
僕はお店に居る時はこの時計達が気になってしまい、気が付くと
手に取って文字盤を磨いています。
「どちらか欲しいな~」と思いながらも決めきれないのです。
それではご紹介しますね!
【ORIENT/オリエント URL002DL】
「えっ?オリエント?」と思われた方、僕もオリエントの腕時計を
katakanaが仕入れるとは思ってもいませんでした。
何となく「国産の時計ならSEIKO!もしくはCITIZEN」と思って
いて、ORIENTはどちらかと言うと格下にみていたからです。
でも、これに出会ってしまいました!
オリエント初の照明機能付きの腕時計として1958年に発売された
「ルミナス」の後継機として、1964年に発売された「フラッシュ」
の復刻版です。1964年と言うと東京オリンピックが開催された年で
す。日本中が明日を夢見て、明るい未来に汗をかいていた時代です。
80年代のバブル時代の虚像のキラビヤかさとは違う、品のある「キ
ラキラ」さだと思いませんか?
この時代だからこそ生み出す事が出来たデザインだと思います。
この時計の最大の特徴のライトです。
文字盤の内側を照らすのではなく、外に向かって光を放つ潔さ。
ベゼル部分をプリズム状にする事で輝きが綺麗に一周します。
当時は豆電球だったライト部分をLEDに変更する事により、明るさ
と耐久性がUPしています。
品の良いシャンパンゴールドとキキリとシャープなシルバー
ここ10年以上ブレスレットタイプばかり使っていましたが
久し振りにレザーベルトも良いな~と思ってしまう良い質感の
牛革型押しベルトです。
何だか誇らしげに見える【ORIENT】の刻印。
そしてもう一つがこれ!
【SEIKO/セイコー Ref.LH001】
メーカーの担当の方に、前からずっと言って来た事
「セイコーの変わったデジタル時計を入手したらすぐに教えて!」
ある日興奮気味に電話がありました。
「見つけました!セイコーのデジタル!」
1970年代に生産されていた、計算機機能付きのデジタル時計です。
どうやらどこかの国の倉庫に静かに保管されていたのが発見された
そうです。
早速見せてもらうと、何ともとぼけた表情に僕はイチコロでした、、、
計算機の操作のしにくさ、蚊の鳴くような心細いアラーム音、
200m防水と記載はあるものの「濡らしたら止まるよ」と言っている
ようなあやうい佇まい、それらをひっくるめて魅力的な時計です。
付属のタッチペンで操作します。
「グニョ」という緩い押し心地です。
MODEボタンを押すと日付画面に切り替わります。
このデザインのベルトは今ではほとんど見かけませんよね。
最後に、この時計はデットストックの為メーカー保証が付きません、、
アナログ時計だと代用部品で大抵は直せるそうですが、デジタルの場
合は当時の部品がないと直せないそうです。
30年以上正常に動いているのだから、この先もSEIKOの技術力を信
用するか?僕は世界のSEIKOを信用したい!
因みに僕は70年代製のSEIKO「WOLD TIME」を使っています。
まったく問題ありませんよ!
「出来れば両方欲しい、、、」
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からのお知らせでした。