Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

年末のご挨拶

#コラム

間もなく2011年も終わりです。
僕達にとって一生忘れられない1年が過ぎようとしています。
これまで無事に営業を出来ましたのも、皆様の温かい応援のお陰です。
本当にありがとうございます。すべての方々に感謝致します。

2011年のkatakanaは色々な事がありました。
1月は雪のチラつく中バックの名入れ受注会を開催しました。
この企画を持ちかけてくれた小川さんからは、
沢山の勇気の出るアドバイスを頂きました。

2月、売上目標に遥かにおよばず心が折れそうになった時期でした。
でもあるお客様の一言で僕達は再び上を向いて歩み始めました。

3月、震災がおきました。この日を忘れることは決してないでしょう。
いつも賑わっている自由が丘の街が嘘のように静まり返り、
陽が落ちた後は暗い街並みが一層僕達の気持を委縮させました。
でも、この事をきっかけに自分達の進むべき道を再確認出来た月でした。

4月、震災から1ヵ月が経ち、いつものようにお店をやっていて良いのかな?
と迷いながらお店に立っていた事を思い出します。
初めて通常の月に店休日を作り、朝から晩までwebの作業を実施しました。
少しずつオンラインショップの売上が上がって来たのが、この4月でした。

5月、「sun mi(サンミ)」という傘のイベントを開催しました。
このイベントでは多くを教えてもらいました。一番心に残ったことは、
「1つのモノでこんなにもお客様の笑顔を頂くことができるのだ」ということ。
僕達はこの笑顔を見たいからお店をやっているのだと改めて感じました。

6月、初めてマルシェを開催しました。
長野県小諸から無農薬の野菜を店頭で販売しました。
野菜本来の味がこんなにも濃いのか?とビックリ。
このマルシェは11月まで毎月開催でき、沢山のお客様の笑顔を頂きました。
皆様からの募金で被災地に絵本を送ったのも6月のことでした。

7月、計画停電の夏に僕達はいつものように、汗をかきながら掃除をして、
お客様をお相手して、打ち水をして、線香花火と塩サイダーを笑顔で売っていました。

8月、伊勢丹新宿店さんで「東京ゲストハウス」というイベントに参加しました。
初めて百貨店で約3週間販売させて頂き、自由が丘店とは違う環境で確かな
手ごたえを得た貴重な経験をしました。
最終週には「こぎん展」を開催し、青森から沢山の古い資料を送っていただき
改めて日本の手仕事の素晴らしさを再確認した夏の日でした。

9月、秋の展示会のシーズンです。
一年前は知り合いがまったくいなかった展示会場に、
知り合いが数珠つなぎに増えて来ました。
なんだか不思議な気分です。お店では「i ro se展」を開催しました。

10月、感謝、感謝の一周年を迎える事が出来ました。
悩み抜いた結果の記念イベント「富士山フェア」はお陰様で大好評!!
なにより嬉しかったのが、お客様から「おめでと~!」の言葉やプレゼントを頂けたこと。
想像もしていなかったのでちょっぴりウルッとしてしまいました。
英語のホームページが開始したのも10月の事です。
翻訳を買って出てくれた佐藤さん!これからも宜しくお願いします!

11月、当店に仲間が1人増えました。
今まで何でもかんでも3人でやって来た僕達ですが、もっと良いお店を作る為に人を入れました。
新しい仲間が増えると新しい風がふきます。なんだかみんなの笑顔がふえた気がします。
当店がテレビに出ました。雑誌の影響力も凄いですが、テレビも凄いのですね~!

12月、katakanaが世界のミッフィーに「雪の日のミッフィー」を別注!
凄いね~!と話していたら、またたく間に予約で完売。
YAHOO!ニュースに取りあげて頂いたりと、本当にビックリする位の反響でした。
そして伊勢丹新宿店さんで再びイベントを開催しました。
今回も良いお勉強をさせて頂けた26日間でした。

あっという間の1年でした。
毎日が悩んだり、笑ったり、イライラしたり、怒ったり、なみだしたり、の充実した日々でした。
2011年この国は大きな壁にぶち当たりました。言葉では言い表せない位の悲しみに包まれました。
でも、改めて「大事な事は何なのか?」を見つめ直す事が出来た貴重な時間だったと思います。
この想いを忘れずに、来年もいつものように笑顔でお店を開きます。

今年1年本当にありがとうございました。
来年は皆様に素敵な事がたくさんありますように。

2011年12月31日
katakana 河野純一