Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

さがしモノの旅 静岡、沼津編

#さがしモノの旅


さがしモノの旅 静岡、沼津編スタートです。
今回は静岡で開催される手作り市に行って来ました。
せっかく静岡に行くならば、前から気になっていた沼津、三島に途中下車。



最初に立ち寄ったのは沼津の「hal」さん。
沼津の駅から少し歩いた所にあるのですが、最初は気がつかずに店の前を通り過ぎてしまいました
なんとも気負いのない店構えです。でも、アルミの引き戸をガラガラと開けて一歩店内に入ると、
そこはhalさんの世界が拡がっていました。丁寧に1品1品選ばれているのが伝わってきます。
僕たちがお店を拝見している最中に電話がかかってきました、小さいお店なので会話が聞こえてし
まいます。halさんはとても感じのよい会話のトーンでお話をされています。どうやら仕入先の方か
らのようです。商品の感想などを丁寧に伝えていました。その中で僕たちの心に残る言葉があり「
ドキッ!」として「ニヤリ」としてしまいました。その言葉は「私はモノを選ぶことしか出来ませ
んから」なにげない一言ですが、商品を選びお店に並べる事の行為へのプライドをとても感じます。
今回同行したスタッフは、僕以上にhalさんとhalというお店に感銘を受けたようで、目が爛々と輝
いているのを見て僕は嬉しくなってしまいました。


そろそろお昼の時間です。
沼津に来たなら魚を食べないと!という事で、スタッフが下調べしてくれたお店がこちら!
「お食事処 山匠」さん。12時を少し過ぎたくらいでしたが店の外は大混雑。食べ終えて納得。
こんな美味しいお魚がこんな値段で頂けるとは!沼津に行くことがあれば又立ち寄りたいお店です。


その後、沼津を数件と隣駅の三島を散策しました。この木は三島の「Floyd」さんの近くに生えていた
立派な木です。

お次は静岡に向かいます。
静岡市内のお店を何件か立ち寄ったあと、夜の待ち合わせの時間になりました。
静岡と言えばこの男です。
goodbymarket(グッバイマーケット)の池ヶ谷君です!皆さんご存じ富士山ティシュケースやFuji-Tのデザイ
ナーで、会社の代表者でもあります。
18時に集合して、たっぷり色々な話をして静岡の夜は深くなっていくのでした。

【2日目】


今回のさがしモノの旅のメイン「ARTS&CRAFT 静岡手創り市」に朝から向かいます。
松本クラフトフェアよりもずっとコンパクトで雑司ヶ谷の手創り市よりも見応えがありました。
意外なことに今回出合ったのが静岡の作家さんは少なくて、埼玉の作家さんが多かった!
何かあるのか?埼玉。
ここでkatakanaのお客様でもある鉄元さんと合流。彼の話は後ほど!



「SPICE6」と言うカレーの屋台には30人位の行列が出来ていました。毎回大人気の出店者なのだそうです。


会場の外に出てるとバンダイの本社とその後ろに富士山!

鉄元さんの話。
突然ですが鉄元さんの話をします。鉄元さんはkatakanaのお客さまです。今から1年半くらい前に初めて
お店に来ていただきました、ほろ酔い気分の鉄元さんは僕たちのお店をとても気に入ってくれて、「こ
の店は最高だ!こんな店が地元の静岡にもあればいいのに!」を連呼しながら楽しそうにお買い物をし
てくれました。僕たちもとてもハッピーなお相手が出来た事を嬉しがったのを覚えています。
数か月たって彼から電話がありました「紹介したい作家さんがいるのですけど静岡に出張の予定はあり
ますか?」「残念ながら、今月は出張の予定はない」とお伝えすると「また連絡しま~す!」こんなや
り取りを繰り返していて、僕の心の中で静岡に行くときは連絡しなければいけない人の1人になっていま
した。彼はもともと名古屋の出身で学生時代から東京でその後バンドマンとしてドラムをやっていたそ
うです。今は奥さんのご実家の静岡で会社員をしています。彼はモノを作ることが出来る人が堪らなく
好きなのだそうです。そして素晴らしい作り手に出合うと僕に紹介したくなってしまうそうです。



鉄元さんは一緒に色々な所を案内してくれましたが、特に気になった方が、この菅井さん。
(写真:左が菅井さん 右が鉄元さん)プロパンガスの空缶?を使って打楽器を作っています。
その音色はとても不思議で、なんとも心地の良い響きです。ミュージックのセンスが悲しくなる位無い
僕も思わず「ぽーーん、ぽーーん」とこの不思議な物体を叩いてしまいます。
なんだこれ?気持いいぞ!?これを作っている菅井さんは元花火職人で、もともと若い頃からの打楽器
マニア。好きすぎて自分で楽器を作ってしまった変わり者です。いつかkatakanaに並ぶ日にもっと詳し
くお話しますね。


この期間、個展を開催していたニワノ ハルミさんを紹介して頂きました。
ニワノさんはすべてクレヨンで描く画家さんです。今回はクレヨンで描いた原画を特殊な方法で布地に
プリントをする初めての試みなのだそうです。不思議なぬくもりに包まれたひと時でした。



Ifni COFFEE STORE(イフニコーヒーストア)さんに行って来ました。
ここは僕が鉄元さんにリクエストをして連れて来てもらいました。
実はこのイフニコーヒーの松葉社長さんは、先日katakanaで開催したほっこりマルシェに遊びに来て
くれたのです。その時、「静岡に来る時は必ず寄ってくださいね!」と約束していたのでした。
松葉さんの名刺の肩書には代表取締役では無く「Roaster」と書かれています。あくまでも自分は焙煎
職人である。と誇らしげに言っているようです。松葉さんは焙煎歴20年にもなろうかというキャリア
の持ち主。お話しているとコーヒーの話から世界の情勢の話、身の回りの話、ヘルメットの話(マニア
だそうです)話題は色々ですが、1本筋が通っているので会話している事自体が気持ちいい。
たまにこのような波長の合う人とゆっくりお話出来る事が、さがしモノの旅の幸せの瞬間なのです。


この旅の締めくくりは鉄元さんおススメのお店「焼肉ソウル」!
激しく美味い!!
焼肉の安くて美味い店に共通して、店内は煙でモクモク。
帰りの新幹線の車内を焼肉の香りにしたのは僕でした。すみません。

今回も駆け足でしたが、良いモノ、良い出会いがありました。ありがとう静岡!
また来るね。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナからのお話でした。
自由が丘店 渋谷ヒカリエ シンクス店