石巻工房のさかなバッグ
このバック思わず手に取ってみたくなる素敵な雰囲気をもっています。
スイス在住の葵フーバーさんによってイラストが描かれ、東京でグラフィックパターンやバッグのデザインをドリルデザインさんがおこない、岡山で帆布が織られ、京都でプリントをされて、岩手の石巻で縫製されています。
東北の震災の後、色々な復興支援の商品がメディアや町中で見かけました。
その頃katakanaでは、長くお付き合い出来たらと思う商品に出合えず、展開していませんでした。
もちろん通常の商品は震災前と同じように東北のモノを扱わせて頂いています。募金を使って絵本を送る事は今でも続けています。
ずいぶん前、街中で「サッ!」とすれ違った女性がこのサカナのイラストが描かれているバッグを持っていました。それ以来、何となく記憶に残っているのですが、ある展示会に訪れて出合いました。「石巻工房」と大きく書かれているブースには、沢山の木工製品が並んでいます。その中にチョコンとこのバッグが展示されていたのです。
この石巻工房という団体は、建築やプロダクトにかかわるデザイナーをはじめとする関係者が集まり「石巻工房実行委員会」が結成され、そこで地元の方々が今後、誇りをもって自立復興するきっかけをつくり、復興後も長期に渡り存続できる「地域のものづくりのための場」をつくろうとしている人たちと地元の人たちの集まりです。
石巻工房には木工部と手芸部があり、このバッグを作っているのは勿論手芸部。
地元、南三陸の漁師の奥さんたちが中心となって縫製しています。
僕たちは思うのです。このバックを最初から復興支援のモノと分からなくてもいい、ただ単純に「素敵なバッグだな!」と感じて下さい。たぶんその方がこの子たちも嬉しいはずだから。
このバッグの名前は「ブオナペスカ」と言います。
イタリア語で大漁と言う意味です。
漁港が多い被災地が再び「大漁」となることをイメージしたそうです。
僕の個人的な感想ですが、このバックを眺めていると、網にかかっているのが魚たちなのか?僕たちなのか?分からなくなります。だって、魚たちがあまりにも気持ちよさそうに泳いでいるから(笑)
日本のカッコイイを集めたお土産屋
katakana/カタカナからのお知らせでした。