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週末絵本館 第10回 かぞえてみよう
その季節になると毎年お店に飾りたい大好きな絵本が何冊かきまっています。
春本番になると安野光雅さんの「かぞえてみよう」を読みたくなります。
表紙には規則正しくお家の絵がならんでいて、ちょっと難しい算数の絵本なのかなという
雰囲気が漂っていますが、表紙を開けると安野さんのやさしく美しい世界が広がります。
物語は〈0〉から始まります。一面雪に覆われた風景。雪以外の何も見当たりません。
何もない〈0〉、始まりの〈0〉でもあります。
〈1〉1月、1つの太陽、1本の木に鳥が1羽、お家が1軒、雪だるまが、、、、
〈3〉3月、村に春がやってきます。菜の花、たんぽぽ、チューリップが咲き始め、
ちょうちょも3頭やってきます。
〈4〉そして4月、お家も4棟に増え、魚釣りをして遊んでいる子供たちや忙しく
働いている大人たち、少しずつ村が活気づいていきます。
季節が移り変わっていくと、だんだんお家が増え、人々も増え、木々も増え、動物たちも
増えていき、道も増え、列車が走り村が賑やかになっていきます。
そして〈12〉、12月にはとても素敵なクリスマスがやってきます。
数をかぞえながら、変わってゆく村の様子を眺めるとあたたかい気持ちになります。
・タイトル かぞえてみよう
・作 安野光雅
・出版社 講談社
・プライス 1600円+税
絵と詩を持ち歩いてみませんか。楽しい絵本を揃えてお待ちしています。
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