最近、河野がいろいろな場所に行っているワケ。
katakanaは「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」という
キャッチフレーズで2010年に自由が丘でお店を開きました。
当時は“日本”というキーワードと“お土産”というキーワードを
合わせたコンセプトが珍しい時代で、日本製品を集めた雑貨屋
というだけで、面白そう! と注目をされました。
お陰様で、事業として毎年売上げは少しずつですが上向いてい
ます。でも内情は自転車操業、一生懸命走り続けていますが、
なかなか資金の面でも人生の面でも余裕が生まれてこない。
楽をしたいわけではないのですが、「このままで良いのだろう
か?」と昨年末から考える日々が続いていました。
そんなとき、思い浮かんだ言葉が「スタイルと変化」。
会社員時代に尊敬する方からいただいた言葉です。
「世の中は矛盾でできている。スタイルにしがみついていれば
時代に取り残されるし、変化ばかり気にしていたら一瞬輝いた
としても根なし草のように消えてしまう。この相反する2つの
バランスをつかみ取れたときに、成功という輝きが待っている」
僕たちはいままで必死になって「カタカナらしさ」というスタ
イルを追い求めてきました。そして事業を継続するために、一
生懸命、毎日の売上げをつくることをしてきました。
8年たったいま、“日本”も“お土産”も新鮮さのあるフレーズで
はありません。むしろ使われ過ぎているくらいです。そう思っ
た途端に、katakanaがどことなく古臭く感じるようになった
のです。
これには自分自身、結構な危機感を覚えました。「スタイルは
できた。いま一番大事なのは変化だ」と心の底から思いました。
そしてヒントを見つけるために、フットワーク軽く街に出ようと
決めたのです。
僕には、行ってみたかったお店が4店舗あります。
・福岡の「TERCEIRO(テルセイロ)」さん
・栃木の「SHOZO CAFE(ショウゾウカフェ)」さん
・長野の「パンと日用品の店 わざわざ」さん
・新木場の「CASICA(カシカ)」さん
不思議なことに、これらのお店にお伺いすると、ジグソーパズ
ルのピースがピタッとハマるように考えがまとまるのでした。
まずは福岡のテルセイロさんです。お楽しみに。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana河野からのお知らせでした。