週末絵本館 第55回「ハンカチやさんのチーフさん」
リスのチーフさんはハンカチやさんです。
毎日、素敵でかわいいハンカチを作って売って大忙しのチーフさん。
そこに、ハンカチの注文をしにやってきたのは、ハチのお母さん。
その注文は100匹の子どもたちに1枚ずつハンカチを作ること。
今までで一番大変な注文です。
大忙しのチーフさんは、100匹のハチの子どもたちにどんなハンカチを作るのでしょうか。
子どもの頃、ハンカチを持つことがあまり得意ではありませんでした。
ポケットに入れておくと、なんだかゴワゴワするし、だからと言ってカバンの中に入れておくと、使いたいときに使えない。必要だから持ってはいるけど、この絵本のチーフさんのように「ハンカチ大好き!」とは言えず、むしろちょっと苦手な方でした。
でも、初めて「このハンカチが好き」と思った1枚があります。
それは、柔らかく薄い生地で出来ていて、赤いチューリップの花がハンカチの縁にぐるっと一周描いてあるものでした。何かの機会にプレゼントをしてもらったのですが、今まで持っていた子どもっぽいものではなく、大人が持っているようなハンカチを貰えたことが嬉しかったことを今でも覚えています。
ちょっと大人の仲間入りをしたような気分でした。
絵本の中で、チーフさんが言うように、ハンカチは何かを拭くことだけではなく、何かを包んだり、いろいろな使い方が出来るのです。
この春は、チーフさんのように“ハンカ名人”を目指してみようかなと思っています。
katakanaにも素敵なハンカチがたくさん揃っています。
ぜひ自分のお気にいりの1枚やプレゼントを探しにきてみてくださいね。
・タイトル 「ハンカチやさんのチーフさん」
・作 どいかや/文 伊藤夏紀/原案・絵
・出版社 白泉社
・プライス ¥1300+税
絵と詩を持ち歩いてみませんか。素敵な絵本を揃えてお待ちしています。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。