日本３大刺し子のひとつ、青森の伝統工芸でもあるこぎん刺し。
寒さをしのぎ、麻布を丈夫にするため、荒い目をふさぐように糸を刺した生地、もうkatakanaではお馴染みですね。
当店で作品を取り扱う「弘前こぎん研究所」は、一度は衰退しかけたこぎんの文化を絶やすまいと、
半世紀以上にわたりバトンをつないできた場所。
何人もの職人技を継承し、伝統的な色や柄を大切にしながらもどこか新鮮なデザインは
毎年同じものはほとんどなくそれもまた楽しみなのです。

こぎんの魅力は、なんといってもこの美しい模様。
もともとは補強のために始まった単調な縫い目を、模様に仕上げて着こなしを楽しんでいた
当時の女性たちの発想にも脱帽です。
布の目を数えながらの細かな作業のかたわら、全体の図案を想定しながら一段一段積み上げていく。
出来上がったときの喜びは、ひとしおですね。

今でも変わらず、模様は全て職人さんの手作業で仕上げられています。
それを思うと、ひとつひとつの作品がより愛おしくなりますね。

最近では、いろんな色を組み合わせた作品もかわいいものばかりですが
やはり伝統的な２色の配色の作品が、素朴で好きです。

instagramの「今日の逸品」にて、作品別に詳しくご紹介中です！
ぜひご覧くださいね。

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