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週末絵本館 第101回「どしゃぶり」

この絵本を読んで“雨の日をもっと楽しもう”と思いました。

通勤時間の雨は朝から憂鬱になるし、災害になってしまうような大雨はなるべく降らないで欲しいなと思うけど、
この絵本の男の子のように雨であそんで楽しまないと、なんだかもったいない気がしてきました。

大きな良い感じの水たまりを見つけると「思いっきり入ってみたい!」とか、ちょっとくらいの雨なら「傘をささず濡れて歩いてみよう!」と思いはするものの、
「靴とか洋服汚れるなぁ。全部、自分で洗濯しなくちゃだなぁ。それはちょっとめんどーだなぁ」「風邪もひきたくないしなぁ」と“大人”な自分が出てきてしまい、なかなか実行できません。

先日、“今日は夕方から大雨の予報です”という天気予報が出ていました。その日退勤直後に、雨雲レーダーを見ていると“30分後に豪雨”の表示(レーダーの色が真っ赤)
急がなければ…!と駅までの道を早歩きで進んでいくと、ポツポツと雨粒が。
駅までの距離はあと半分。「このくらいなら、傘をささずに行けるかな?」と思う間もなく、すぐに土砂降りに。持っていた折り畳み傘では間に合ず、ずぶ濡れに。
念願の“びしょ濡れ”でしたが、心の準備も洋服などの準備も出来ていないびしょ濡れは、ちょっと大変でした。
…でも、ちょっと楽しかったです。

この絵本の男の子は、雨の時の地面のにおいと空のにおいがわかるそうです。
空のにおいがわかるって、なんだか素敵。

これから雨の日には、空のにおいを気にしてみることと、濡れても汚れても平気な靴と洋服の用意と心の準備をして雨の日を待ってみようと思います。

つー

・タイトル 「どしゃぶり」
・作    おーなり由子:文  はた こうしろう:絵
・出版社 講談社
・プライス ¥1540
絵と詩を持ち歩いてみませんか。
素敵な絵本を揃えてお待ちしています。