Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

さがしモノの旅 大阪 イチマルニのバッグに会いに

#さがしモノの旅

さがしモノの旅 大阪 イチマルニのバッグに会いに

全国のいろいろな土地を訪ね歩くカタカナの河野ですが、今回は久しぶりに大阪に向かいました。今回は、大阪を拠点として活動するバッグブランド「102/イチマルニ」(以降イチマルニ)さんを訪ねました。

大阪の北の中心地の梅田から歩いて15分くらい、茶屋町をぬけてイチマルニのある中崎町に着きました。

梅田駅前のきらびやかな駅ビルや百貨店などの高層ビルとは様子が変わり、細い路地に住宅と小さな店舗が並んでいます。
10年ほど前に、お客様のおススメで「梅田の近くに面白い街があるよ」と教えてもらい1度来たことがある場所だと思い出しました。その時は夜だったので、飲食店がポツポツと点在している印象です。

長屋のような味のある建物にイチマルニのアトリエ兼ショップがあります。
ブルーのテントが入り口で、真ん中に店内通路、右に白く見えるのがギャラリースペース。

店内にはたくさんのバッグが並び、同行した妻のテンションも上がってきました。
今回の目的は、秋にカタカナで開催するPOPUPイベントの展開内容の打合せ。

以前東京の展示会で見たので、カタログで決めても良いのですが、
「やっぱり実物を見ながらセレクトしたいね!」って事になりました。

代表でありデザイナーの中川さんにアドバイスを聞きながら、
「カタカナのお客様だったらどれが好きだろう?」
と悩みながら決めていきます。

モノを選ぶときに、僕たちが大切にしているのが、
カタカナらしいか?という事。
これが売れている!この色が人気!!という情報はとても重要ですが、
その商品をみて、カタカナのお客さんの笑顔を想像できるか?を
判断基準として大切にしているのです。

中川さんにカバン作りのことを聞きました。
もともとグラフィックデザイナーをしていた中川さん。
その仕事もとても魅力的だったそうですが、自分だけが生み出せることに興味をもちバッグを手掛けるようになったそうです。

「実はミシンがまったく使えなくて、、、」
えっ!どうやってアイデアをカタチにするのだろう?
パソコンのグラフィックソフトを使い、展開図を描いていくのだそうです。
そしてサンプルをスタッフの方に縫ってもらう。
そして出来上がったモノを何度も修正して1つのカタチを作っていく。

「バッグ作りのプロからみると、常識的な制作方法ではないかもしれませんが、使い心地とステキなカタチを求めたら、今の作り方になりました」

102/イチマルニのこと
ブランドは名前がとても大事。
そしてその名前には理由がかならずあるので、それを聞くのが僕の楽しみでもあるのです。

ichimaruni (イチマルニ)の由来。
ひとに = 102 = イチマルニ
「人に」を、読み変えて、「イチマルニ」。
「人に」寄り添う「もの」を、 その「人のために」つくりたい、という、気持です。
つくる人、つかう人が、カバンを通して出会いたい・・・という気持を、
イチマルニのロゴに込めました。

存在感の無いこと、が理想

「持つひとにどこまでも寄り添っていくような、あえて存在感の無いものを目指しています。決して「存在感を消す」ことが目的ではなく、「主張しすぎないことで現れる存在感」というものがあると思うのです。
それは目立ち過ぎないシンプルな形であったり、持っていることを忘れるような軽さであったり。あえて存在感をなくすことが、存在感を生むような。それが理想です。
※102HPインタビュー記事より抜粋

軽い帆布が心地いい

「製作を始めた当初に、パラフィン加工された薄手の帆布(79A)」と出会ったそうです。丈夫な上ものすごく軽い。
この生地が気に入って、いろいろサンプルをつくるうちに、”イチマルニ”の形ができたのだとか。

色のバリエーションがたくさん。

たくさんのカラーを展開していますが、どの色もとてもすてきな発色です。
原色系の色は、明るすぎない落ち着きがあり、
黒やグレーの定番色は、シックな雰囲気とカジュアル感をあわせもちます。
どの色も色々なスタイルの服装にあわせたくなりますよ!

もう1か所拠点があるのです。

ショップから歩いて数分の所に、「谷町空庭」
食・農・緑・暮らしのシェアスペースなのだそうです。
路地を入った突き当りの小さな細長いビルが、この谷町空庭。
以前は中川さんが住居として使っていたこともあるそうです。

今では奥様が主幹されている「食」の活動拠点になっているのだとか。
こお活動も興味深いので、いつかキチンと聞いてみたい。

長屋や路地が多く残り、どこかのんびりした空気感の漂う街。”イチマルニ”のカバンにはこの街の空気感が詰まっているようです。
そんなバッグを手に取ってみて欲しいと思うのです。

さがしモノ旅 おいしいモノ編

【朝ごはん】

・珈琲専門店 サンシャイン
さがしモノ旅の楽しみの一つに「モーニング」があります。
このモーニングは、その土地の朝食文化によって、充実した街もあれば、モーニングがほとんんど無い場所も。
安心してください。ここは大阪、たくさんの候補の中から選んだ店がコチラ!
大満足のおいしさとボリュームです。

【晩ごはん】

・おでん すえひろ
これも旅の楽しみの一つが「その土地の居酒屋さん」
できれば大型店でなく、こじんまりとした地元の人に愛されている店が良いです。
こちらは、宿泊したホテルから何と1分のアクセスが決め手に。
どれをたべてもおいしくて、おでんやさんですが、ワインの品ぞろえも良いので、ついついあれもこれもと頼んでしまいました。

 

 


▲イベント詳細はこちらから