pop up marche「あじさいの会」
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週末絵本館 第28回 100円たんけん

ある日、ぼくはお母さんとコンビニに行きおかしをおねだりします。
「じゃあ、100円までよ!」と言われ、「これと、これとこれ」。ぜんぶ買うと100円超えちゃう
のでチョコをやめときます。次にぼくたちは100円ショップに向います。あれもこれも全部100円、
全部おなじ値段。お客さんはひとつひとつその値段にみあっているかじっくり考えて買います。
お母さんが、お金ができる前はモノとモノを交換していた物々交換のお話をしてくれました。
お金が発明されて、欲しいモノはお金で交換できるようになりました。
お金と交換! ぼくは100円で何と交換できるのか調べてみたくなりました。
「100円たんけん しゅっぱーつ!」
商店街でぼくとお母さんの100円たんけんのはじまりです。
お肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんにケーキ屋さん。宝くじ売り場にパーキングまで。
ぼくが気づいたこと。ものの値打ちっておもしろい。
同じ100円でもそれぞれ数や量がちがう。でもみんな同じ値段、同じ値打ちなんだってこと。
お正月、お年玉をたくさんもらったみんな、まあまあだったみんなもぜひ100円たんけんしてみま
せんか。
・タイトル 100円たんけん
・文 中川ひろたか
・出版社 くもん出版
・プライス 1300円+税
