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週末絵本館 第41回 ほなまた
毎年落ち葉の季節になると読みたくなる絵本があります。
これはカタカナの晩秋のおなじみの本なのです。
秋の山の地面は、落ち葉や生き物の糞(ふん)などが積み重なって、栄養がたくさん。
そんな栄養たっぷりのふかふかベッドのような土ときのこの胞子が出会って、きのこ
はすくすく大きくなっていきます。
きのこが食べ頃になるのを、いまかいまかと待ち望んでいる山の生き物たち。
大好きなきのこが大きくなり、土の中から顔を出すと、山の中は大喜び!
むがむがかじったり、うっとり味わったり。
そこに、きのこ狩りに来た、ぼくとおじいちゃん。
「もっときのこを採りたい」と言うぼくにおじいちゃんは
「食べる分だけ。あとはまた来年」
と、また来年一緒にきのこ狩りに行く約束をします。
山の生き物たちも
「ほなまた」
と、自分の寝床に帰っていきました。
私たちが今年もおいしい山の味覚を味わえるのは、私たちの目には見えない出会いが
たくさんあるからなんですね。
・タイトル ほな また
・作 こしだ ミカ
・出版社 農文協
・プライス 1333円+税
絵と詩を持ち歩いてみませんか。素敵な絵本を揃えてお待ちしています。
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katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。