おいしいカステラのお話
おいしいカステラのお話
近頃のkatakanaは、おいしいモノにも一生懸命です。
昨年末から大人気の知る人ぞ知る、須崎屋のカステラ。
出会いは秋に行われた地方銀行が主催の食品の展示会です。
きれいな紺の箱にゴールドの「五三焼かすてら」の文字、
吸い寄せられるように須崎屋のブースに向いました。
須崎屋は長崎県の南島原にある創業150年、カステラの最高
峰「五三焼カステラ」をつくる名店です。6代目で職人であ
り、代表でもある伊藤さんがカステラへの思いをお話してく
ださいました。
通常のカステラは卵の黄身と白身の割合が5対5であるのに
対して、五山焼カステラは黄身と白身の割合が5対3と生地
を膨らませる白身が少ないので、焼き上げるのにとても気を
使います。
泡立て、中混ぜ、泡きりを丹念に行い、火加減の調整などを
慎重に行い、ひとつひとつ丁寧に焼き上げていきますので量
産することができません。長崎でもこの五三焼カステラを作
れるのは数人だそうです。
材料へのこだわりもハンパなく、地元南島原の地鶏卵を使い
生地には希少な「阿波産の和三盆糖」、ザラメは純度99%の
「上一等氷砂糖」を敷き詰めています。
お父様である5代目が、従来の長崎五三焼カステラの製法に
さらに磨きをかけて、いまの深くおいしいカステラに生まれ
かわりました。6代目に引き継がれても5代目のチェック
は厳しいそうです。
そしてもう一つ、須崎屋の五三焼カステラには食べごろがあ
ります。すぐに食べてもおいしいのはもちろんですが、賞味
期限の10日から15日前が最高においしくなります。
ふわっとした食感がだんだんしっとりとした食感に変わって
いきます。6代目の「うちのはあの有名なカステラ屋さんの
とこにも味は負けてないよ!」と穏やかな、でも自信たっぷ
りな表情がとても印象的でした。
ぜひ、しっとりと深い味わいの、最高においしいカステラを
お試しくださいね。かさばらず、ちょうどいいサイズなので、
手土産や内祝いなどにもオススメですよ。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からおいしいモノのお話でした