週末絵本館 第51回 カタカナの絵本のえらび方
カタカナには絵本がたくさんあります。
でもそれは本棚だけではなく、食品のコーナーや食器の横、「こんなところにも?」というふうに、数は多くないけれど、季節にあったもの・スタッフの好きな絵本などが、いろいろなところに置いてあります。
「絵本は子どもの読むもの」
と、思っている大人の方、ぜひ読んでみてほしいなと思います。
子どもの頃に読んだことのある本なら、懐かしい気持ちと共にその当時には気づかなかったことが発見できるかもしれません。
絵本を選ぶとき「どんなものを選べばよいのか」悩む方も多いと思います。
特にお子さん向けのものを選ぶときには
「まだこの内容は難しいのではないか?」
「もうすぐ小学生なのに、この内容は幼いのかも?」
と、年齢や内容を選ぶのに苦労します。
私もそうでした。
でも、保育士時代とてもお世話になった絵本が大好きな主任の先生に
「絵本に早いも遅いもない。自分が好きなものを読めばいいし、その子の好きという気持ちを大事にしてあげたらいいよ。
赤ちゃんが自分で動けるようになって、何度も繰り返し自分で手にとった本は、内容が難しいものだとしても、何か惹かれるものがあるのだと思う。
逆に、大きい子が小さい子向けの絵本を好きだとしても、そこにはやっぱり、その子にとって魅力的ななにかがあるはずだから。
子どもは正直だから、自分が嫌いな本は選ばない」
と教えてくれました。
その話しを聞いてから、絵本を読んでいる子どもたちの様子を観察してみると、子どもたちはそれぞれに自分の大好きな絵本があって、同じ本を繰り返し読んだり、何分も同じページを見つめていたりしました。
それは、絵かもしれないし、文章かもしれないし、その子だけの特別な何かがあるのだと思います。
なので、絵本選びで迷っている方は、まずは自分の気になるものを読んでみたり送ってみたりするといいと思います。
その時には、あまり反応が良くなくても、後々に気に入ってくれることもあります。
私も、友人の子どもに絵本をプレゼントした時に、あまり反応がなく「失敗したかも?」と思って、ちょっと落ち込みましたが、後々「最近、あの本がお気に入りでね」と友人から報告が来て嬉しくなったこともありました。
逆に、絵本をプレゼントしてもらった時には「ん―…」と思っていても、数年後、ふと読み返してみたら、とても感動して、いまではお気に入りの一冊になった本もあります。
いつどのタイミングで大好きな1冊に巡り会うかはわかりませんが、
難しく考えすぎず、大人も子どもも、もっとたくさんの絵本を楽しんでもらいたいなと思い、絵本を選んでいます。
ぜひ、katakanaに絵本を探しに来てください。
ちなみに私の人生のバイブルは「くまのこウーフ」です。今度、カタカナの本棚にも入れておきますね。
スタッフ津川
絵と詩を持ち歩いて見ませんか。
ステキな絵本を揃えてお待ちしております。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katatana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。