つくり手とはこび手 「TOWN」がつくる 誰の日常にもよりそうお洋服
上品ですっきりとしたシルエット、お出かけのときはもちろん、お家でも着られる着心地の良さ。
TOWNのお洋服は着るとなんだか気分が上がります。
「お仕立て会が決まったからお洋服と生地を選びにいくよ!」と
太陽の日差しが降り注ぐ、暑い夏の日、昨年8月にshort finger渡部さんのアトリエを訪ねました。
葉山の自然を感じるとても居心地の良い、すてきな場所。
7年前にこの場所へ移り、自宅兼アトリエとして製作を続けてきました。
建物がもともと店舗だったことをきっかけに「ご近所の方が集まれる場所にしたい」と、
お洋服づくりのワークショップを開催していたのだそう。
はじめは子ども服のワークショップを行っていましたが、
お子さんが大きくなるに連れお母さん自身が着られるお洋服のワークショップへと変化していきました。
そして渡部さんは、家事ができる動きやすさとそのまま町にお出かけできるデザインのお洋服
『タウンウェア』を皆さんが求めていることに気づきます。
その頃パタンナーであり古くからご友人の木地谷良一さんが鎌倉へ引っ越してきます。
木地谷さんと話すなかで、お家でも、お出かけのときも、気軽に着られるデイリーウェアのパターンをつくりたいと渡部さんの考えをかたちにしていったのが『TOWN』のはじまりなのです。
カタカナでは『ニット帽のマルシェ』でおなじみの渡部さん、「お洋服のイベントもやりたいね」とお話しをして、そこからトントンと『TOWNのお仕立て会』開催が決まりました。
春から初夏あたり、あたたかな季節から着られるお洋服。
これもいい、あれもいいとお洋服と本を見比べながら
コートやシャツ、ワンピースやパンツ、スカートと13個のアイテムを選びました。
いちばん最初に決まったかたちは『ギャザーコート』。
気負わずカジュアルでありながら上品できれいなシルエット、甘すぎず大人の女性が着られるカシュクール風のコートです。
羽織りはもちろん、着丈を長くすればワンピースとしてもつかえます。
生成りや白の生地は涼やかな印象で上品に、また黒やグレーの生地はかっこよく着られそうです。
性別に関係なく誰でも着られる『ノーカラーコート』はガウンのようなかたちの万能コート。
厚めの生地でつくると秋口までつかえそうです。
リネンストライプの生地でつくるとハンサムですっきりとした印象、
さらっとして気持ちいい肌触りに仕上がります。
パンツに合わせてかっこよく、ワンピースに合わせてもすてきです。
他にもヘリンボーンリネンや無地でつくっても、かっこよく仕上がりそうです。
生地も数ある中からとっておきのものを紹介してくれました。
これからの季節に良さそうなリネンを中心に、天然素材の生地をセレクトしています。
なかでもリネンデニムやヘリンボーンリネンの生地はあまり目にしないのでおすすめなのだそう。
セレクトしたパターンと生地の数をかぞえてみると、なんと585通り。
考えているだけでとっても楽しいのですが「自分で決められないかも‥」という方は、
渡部さんが在店している19日(土)、20日(日)に来ていただくと直接ご相談ができます。
もちろん、カタカナスタッフもしっかりとご案内させていただきますよ!
現在は長野にお引越しをされた渡部さん。
伺ったときは「5日後に引越しなんです」とお話しされていて、なんだか葉山のアトリエが名残惜しくなってしまいました。
葉山のアトリエのときも、そして現在の長野でもきっと楽しそうに手を動かす渡部さん。
そんな彼女の手から生まれる日常のおともは、無理がなくそっと寄り添ってくれるやさしさがあります。
お気に入りのお洋服を身にまとうと、気分があがり心がゆたかになります。
流行りに流されず、何年経ってもしっくりとくるもの。
今回ご紹介するTOWNのお洋服たちも、きっとこれから皆さんの『お気に入り』になってくれると思います。
渡部さん、ありがとうございました!
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日時:2022年3月18日(金)から3月31日(木)|11:00-19:00 会期内 火曜店休|
場所:katakana/カタカナ自由が丘店 ※オンラインストアでのお取り扱いはございません。
気負わずカジュアルでありながらきれいなシルエット。
TOWNの洋服は着るとなんだか気分があがります。
今回のお仕立て会は、コートやワンピース、パンツなどのかたちと、
お好きな生地を選んでお洋服がつくれます。お楽しみに。
【TOWNとは】
KICHIYA PATTERNの木地谷良一さんとshort finger渡部まみさんが制作するパターンレーベル。
お家でも、お出かけのときも、気軽に着られるデイリーウェアのパターンをつくります。
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日本のカッコイイものを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナからのお知らせでした。