香川の手仕事 SANUKISAN
香川の職人さんと香川のデザイナーさんが手を組んで出来上がったモノたち「SANUKISAN サヌキサン」と香川のセレクトショップ「IKUNASU」さんの選んだ産品を、すこし詳しくお知らせしますね。
【張り子 うどん脳】
張り子職人 臼井融
デザイナー 岡谷敏明
以前、「さがしモノの旅 香川」の時にお伺いしたことがある、伝統工芸士の臼井さん。とても優しい笑顔で色々と張り子のことを教えて頂きました。その臼井さんが「うどん脳」を製作されました。感想は、絶品です。
そもそも張り子とは、本焼きした原型に和紙を張り重ね、型からはがした生地にニカワと調合した胡粉を塗り、絵の具で色づけした人形のことです。うどん脳の体の白さはニカワと胡粉の色なのではないかな?そうであれば張り子の製作過程がもっとも良く反映された作品が完成しましたね!
うどん脳の説明
香川県のご当地ゆるキャラ。あまりにもうどんが大好きで、うどんばかり食べていたら、ある朝、目覚めると「うどん脳」になっていた。
香川から世界に「笑いと元気とさぬきうどん」を届ける使命に燃えている。
【漆のしょうゆ豆】
漆 一和堂工芸
デザイナー 篠原楠雄
漆の一和堂さんにもお伺いしたことがあり、漆のいろはをお教え頂きました。もともと漆を使って新しいことをチャレンジしている一和堂さんが、「しょうゆ豆」を作りました。
しょうゆ豆とは香川県の郷土料理で、そら豆を炒ってしょう油に漬けるモノで、香川県では普通に食卓にあがる料理なのです。僕は居酒屋さんではじめて食べた感想は「硬い!」煮豆に見えますが煮豆ではない!「硬い!」しかし噛むうちに豊かな味が広がります、そしてもう1個。
そんなしょうゆ豆を漆で作ろうと思ったデザイナーの篠原さんは最高です。
さらに、このしょうゆ豆を健康グッズに仕上げるとは!
この大きさがとても心地よく、長い時間ニギニギしていたくなってしまいます。
そして触れるごとに漆の色合いが変化している事を想像すると愛着がわいてくるのです。
【ポーチ】
漆職人 一和堂工芸
デザイナー 藤本玲湧
がま口が個性的なハンドバッグに、香川の漆技法の一つ「後藤塗」でバックルを製作しています。使うほどに漆の色も鮮やかに浮き立ってきます。
【IKUNASUオリジナル 漆の水玉カップ】
漆職人 一和堂工芸
ディレクション イクナス
漆の器というと難しそうなイメージがありますが、こんなカップだったら毎日使いたくなります。使い込んで味が出たこのカップを見てみたいですね!
【サヌキモノウチワ】
うちわ職人 兵頭恵子
デザイナー オビカカズミ
katakanaではお馴染みの丸亀うちわ。デザイナーのオビカさんはジャンボフェリーの手ぬぐいのイラストを描いているので持っている方もいるのでは?
オビカさんのイラストは見ていると、何だか楽しい気分になってきます。そして丸亀の職人さんならではの、かわいいかたちもポイント。やさしい風が吹いてきますよ。
【組木コースター・箸置き】
組手障子職人 大井淳一
パッケージデザイン 仁田貴夫
組手とは障子の格子の模様を手作業で組み上げていく技法のことです。現在、障子は建具店で作られていますが、細かい作業を要する組手細工は、特別な技術を持つ指物職人が作っているそうです。大井建具店の大井さんは現代の名工に選ばれ、数々の表彰を受けている職人さんです。
実はこの組手細工、当初は興味が無かった僕ですが、毎日売り場で見ているうちに、少しずつ魅力が分かるようになってきました!手に取ってゆっくり見て下さい。 何かが伝わってくるはずです。
【おまめ人形】
さぬきには、お嫁入りのときに、近所のこどもに土人形を配る風習がありました。
おまめ人形はそのめでたい形をもとにしたこんまい(小さい)人形です。
この人形は見た瞬間、小さいモノに目がない僕は大好きになりました!
どの子も本当にいい顔をしていますよ!!
まだまだ沢山ありますよ!
日本の良いモノを見に来てくださいネ!
【お知らせ】
「香川の手仕事 SANUKISAN」は好評につき期間延長となりました。
4月11日(金)まで開催。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からのお知らせでした。