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さがしモノの旅 徳島編

#さがしモノの旅


さがしモノの旅 徳島編
大四国展開催を目前に徳島行きが決定!!
徳島の事をWebで検索しても、分かるようで分からない、、そんな時は自分で見て感じてくるのが
一番です。四国の中で一番最後に訪れることになった県の案内人は、もちろん井上くん!超多忙な
中を島から駆けつけてきてくれました。


井上くんが小豆島から車で徳島まで向かってくるあいだ、まずは徳島ラーメンを堪能して、その後
向かったのが「14g」さん。アアルトコーヒーさんは徳島の有名店ですが、ここは姉妹店。
オーナーの庄野さんの奥様がいらっしゃるお店だそうです。(この日はいなかったけど、、)


美味しいコーヒーと落ち着いた中にもワクワクするような空間を到着早々体感して「おぉ!徳島良
い予感!」とつぶやいた僕たちでした。

井上くんと合流して連れてきてくれたのがこちら「東雲・sinonome」さん。少し前からインスタで
こちらのお店を見つけて、美しい画像の更新に興味を持ち、徳島で訪れたいお店の一つでした。コ
ンセプトは「徳島で民藝の器や良質の生活雑貨に出会えるお店」

外観は見過ごしてしまいそうな、昔ながらの商店のような倉庫のような建物。アルミの引き戸をガ
ラガラと開けると、美しい店内。無機質なモルタルに包まれた売り場に置かれているのは、有機質
の香りがプンプンする各地の良質な手作りの器たち。民藝が好きな人たちにはとても居心地が良い
空間で、徳島のいろいろな情報の拠点になっているのではないかと思いました。

店主の東尾さんは、このお店の運営の他にもいろいろな事に関わられていて、その一つが藍。藍染
の藍です。地元の大学で藍の研究をしていて、藍について素人の僕に分かりやすくレクチャーして
頂きました。徳島の藍は江戸時代から現在までも一大産地として有名なのです。
この和紙は東尾さんが作って藍染したモノ。これが今後の彼の仕掛けに使われるとの事で完成した
ら見に来ないと!!

東尾さん。お忙しい中ありがとうございました!いいお店でした。

続いて訪れたのが、東雲さんから歩いて2分の場所にある「uta no tane」さん。実は先ほど立ち寄
りましたが、店休日の張り紙にがっかりしていたのでしたが、先ほどは無かった車が!井上君がガ
ラスの扉をノックすると、、店の奥から登場したのがuta no taneの店主の森さんが笑顔で招き入れ
てくれました。森さんは編集やデザインの仕事をしながら、土・日・月・火の4日間はお店をOpen
させて、小さな出版社の本やリトルプレス、紙雑貨などを紹介しています。

今回大四国展で紹介する「インディゴハーブティー」はこのお店で見つけたモノ。お話を聞くとパ
ッケージなどのデザインを森さんが担当されたとの事!さっそく生産者さんを紹介してもらいまし
た!!森さんは色々なイベントの企画にも関わっていて、いつかまた会えるような気がしています。
森さん!ありがとうございます。

次の目的地の「nagaya」に到着! 長屋って言葉としては聞きますが、実際のところ知ってる?と
言われると身近に感じる事は少ないかも、、

このナガヤを立ち上げたのは吉田絵美さん。以前は都心の有名店でバイヤーをした経歴を持つ彼女
は、祖父母の方の持ち物で、10年ほど使われていなかった長屋を改装してお店にしようと計画をし
ました。ここまでは、まあ、よくあるお話し。ですが彼女は、3棟あった一番手前の長屋を取り壊
して、きれいな砂利を敷き詰め駐車場にして、真ん中の棟は自分の雑貨屋&カフェの店。そして、
一番奥の棟を他の人に貸し出しています。それがこちら!

外見は高度成長期時代の遺産と言いたくなるような貫禄があります。
現在は4軒が入居していて、それぞれ内装は入居者がセルフリフォームしているそうで、それぞれ
の部屋が違う世界が広がるワクワクスポットです。この敷地の真ん中の吉田さんの店舗「nagaya」
がKEYになって、そのすぐ横の建物に個性豊かないろいろな人が出店して、それぞれが独自にネッ
トワークを広げつつ、お互いに気をかけながら何となく一緒の時間を過ごしていく。これって現代
の長屋なのだと思いました。

その中の1軒に革の作家さんがいるから会っていけば?と吉田さんに言われ紹介されたのが「トリ
トヒツジ」の鳥居さん。彼女はピッグスキンの魅力に目覚め、手縫いで革のモノを作っている作家
さんです。

カバンやお財布など色々なモノを作る鳥居さんですが、僕の気になったものが、このティッシュケ
ース。普通なんだけど何故か心が惹かれる魅力のある商品です。
大四国展の開催まで2週間ですが思い切って出品のお願いをすると、ビックリされましたが、「少
しの数で良ければ、、」と了解を取り付けました!
※大四国展ではこの商品は大人気で、初回完売、追加も完売間近です。

丁寧なつくりのがま口も大四国展で販売しています。

彼女がセルフリノベーションした2階部分。「改装作業はすごく楽しかったです!」と鳥居さん。

突然お邪魔してすみませんでした。ありがとうございました!

一番奥の部屋が図書館になっているから見ていけば!と皆さんからおススメされました。
何故か皆さんニヤケ顔。表札は「ナガヤ図書館 おとなり3」
扉を開けちゃいけないけど開けたい衝動に駆られます。

6畳+4畳半位のスペースに本と雑誌が、どことなく偏りがあるような選書で並んでいます。そ
して階段を上がり2階の襖を開けると、、

、、、、こたつ。手前の部屋にもこたつで、奥の部屋にもこたつ。しかも男性と女性がこたつに
入ってしみじみとお話をしている。
なに??ここ何?

この男性がこの図書館の主催者の森さん。
コンサルタントをやりながら、この何と表現していいか分からないけど、ものすごい価値を持っ
ている空間のような気がします。

学校が終わると小学生たちのたまり場になるそうです(笑)

気がつけば日がとっぷり暮れていました。
ここがJOCKRICさん。黒川さんが自己紹介をしてくれました。「徳島県の藍住町で、もともと両
親が縫製業を営んでいました。一度は閉鎖したのですが、両親が長年にわたり培ってきた技術を
無駄にしたくないという思いから2013年に引き継ぎ、残っていたミシンなどをつかい「しごと着」
をコンセプトにしたブランド、 JOCKRIC(ジョックリック)を立ち上げました。 熟練した職人が、
一点一点、心をこめて生産する姿勢を大切にし、流行など、時の経過によって色褪せることのな
いものづくりを目指しています。」


今回JOCKRICさんに別注のエプロンを作っていただいたのですが、実は色々とお話を伺っている
間に、どうしてもこのエプロンを大四国展で紹介したくなり「黒川さん!エプロン作ってくださ
い!」とお願いすると「数が多くなければ大丈夫かな、、」と了解して頂けました。
そこからは僕の得意分野!以前のアパレル時代の記憶が一気によみがえり、多くのパターンの中
からスタイルを選んで、生地、配色、付属、などなどを決めて生産依頼が完了しました。
とてもいい感じのエプロンになるはず!お楽しみに。

このパッケージに入って入荷されます。

徳島市内から車で1時間ほど走った所に、今夜の宿「WEEK神山」があります!神山町は数年前
からIT企業のサテライトオフィスが次々と出来ている徳島の中でも色々な面で動きのある町です。
と、言っても外は真っ暗、川の流れる音が大きく聞こえるので近くに川が流れているのは分かり
ました。

扉を開けるといきなりキッチン&ダイニング!皆さんはすでに食べ終わって、食後の話(議論?)
に花が咲いていました。

左手の手前から2番目のボーダーカットソーのタートルネックを着ているのが、このWEEK神山
の代表であり、映像会社の社長の隅田さん、サテライトオフィスの(株)えんがわの代表でもあ
ります。この方の話がとても興味深く「都会で働く意味とは?地方の魅力とは?なんで移住者が
この町に魅力を感じるのか?」一晩では時間が全然足りません、、改めてお話ししたい方でした。

僕たちは最後まで居残って井上君とカタカナ自由が丘店の隣にOpenする駐車場スペースの話をし
ました。おたがいのモヤモヤしていたことがスッキリして良い時間を過ごすことが出来ました。
おやすみなさい。

朝起きると目の前が川!その向こうに山!!部屋のインテリアはとてもシンプルでしたが温かみ
がある心地よい空間でした。何より全面の窓ガラスが最高です。



おぉ!玄関の脇に愛媛の和紙アーティストの「りくう」さんのモビールが飾られていました。

昨夜お話しした(株)えんがわの隅田さんたちのサテライトオフィス。カッコイイ。



その建物の隣に寄井座という、昔からの演芸場があります。シャッターをガラガラと上げると素
敵な空間が!

今回の旅で井上くんから「紹介したい人がいる」と言われ訪問したのが、真鍋太一さんのオフィス。
先ほどの(株)えんがわのサテライトオフィスのお隣の敷地にあります。

この人が真鍋太一さん。もともとグーグルでマーケティングの仕事をしていて、少し前まで人気
ライフスタイルショップのマーケティングの指揮を取っていた、バリバリのマーケティングマン
です。数年前から仕事場の東京と家族が暮らす神山町を行き来している生活をしていて、最近や
っと神山町に入れることが月の半分くらいになってきた。と話してくれました。

この真鍋さん、もう一つの顔をもっていて、「Nomadic Kitchen」の支配人の肩書をもっています。
この活動は「より良い食のための、地域をこえたコミュニティーづくり」に取り組んでいます。食
に関してメチャクチャ造詣が深いのです。
数日前まで神山町の有志8名位でアメリカの農業とそれに関連するコミニュテイーの状況を視察し
てきたそうです。長野の小布施のワイナリーのブドウ畑で食の集いの様子を画像で見せて頂きまし
たが、メチャクチャカッコイイ!!


オフィスの外観。肩の力が抜けているいい感じです。そして今真鍋さんは、この神山町で新しい
取り組みにむけて大奮闘中!再び訪れてみたい場所がまた一つ増えました。

駆け足で廻った徳島のさがしモノの旅はこれでおしまい。
香川も愛媛も高知も徳島も同じようで、少しずつ風土も作られるモノも、暮らす人々も違いました。
でも、同じものはあたたかい笑顔!これがあるからまた来たくなる。
四国をめぐる旅はまだまだ続きそうです。

これから香川に美味しいうどんを食べに行ってきます。
このつづきはまた今度!

大四国展の詳しいことはこちら→大四国展
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