Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

katakana渋谷ヒカリエシンクス店からのお知らせ

2017年7月30日(日)をもちまして、
katakana渋谷ヒカリエシンクス店はクローズいたしました。

2012年渋谷ヒカリエの開業と同時に、
5階のエスカレータ脇の3坪のスペースで営業をスタートしました。
自由が丘店を開業して1年半後のことです。

いままでにないフロア構成が注目を集めた魅力的な施設のなかで、
カタカナが存在することに誇りを感じました。
3坪の空間を最大限活かすにはどのようにしたらいいか?
人通りの多い館内で足を止めてもらい、
お買い物していただくためにどうすればいいか?
大変でもあり、やりがいのある売り場でした。
その売場での悩みは、スペースの問題で接客が行いづらかったこと。
東急百貨店さんに相談をしたところ、区画移動のご提案をいただきました。
面積は約10坪、いままでの3倍で自由が丘店と同じくらいの大きさです。
しかし、当時の営業担当の方はひとつだけ心配をしていました。
「フロア内でも奥まった立地になるので入店が大幅に減ることが予測される」。
でも僕たちは、カタカナの世界観を表現できる! 
ゆっくりとお客様とお相手ができる! 
と、ワクワクして引っ越しをしたのを覚えています。

そしていまの場所で3年が経ちました。ずっと前から
「僕たちカタカナはどのように成長するべきか?」という大きな課題がありました。
1年前、あることがきっかけで、この課題について真剣に考えるようになりました。
成長の仕方はいろいろあると思います。
全国的に店舗を拡大するやり方、オンライン販売に特化していくやり方。

カタカナは自由が丘の裏通りの路面店でスタートしました。
このお店は地域の方に支えられていることを日々強く感じています。
「自分の住んでいる街のお店を応援したい」。
そんなお客様の想いでできているお店です。
その気持ちに全力で応えていきたい。

せっかくこの街で生まれたのだから、この街でお店を増やしていきたい。
“カタカナ文具店”や、子どもたちのための“カタカナkids”。
やっぱり洋服が好きなので“カタカナ洋品店”。
作家さんたちの作品をもっと紹介する“カタカナ作家店”。
いつでも普通の美味しいモノが食べられる“カタカナ食堂”。

僕たちが出店して全国に出向くのではなく、
「なんだか自由が丘のあたりで面白いことをやっている店があるみたいだよ。
今度の旅行は東京に行ってみる?」。
そんな目的地になるような店になりたい。
そう決めてから、スッと何かがお腹の中に降りました。

出店はしないけどイベントはどんどんやってみたい。
そしていつかパリかニューヨークでPOPUP SHOPが実現できたら最高です。

今回の退店は、本当にいろいろ考えました。
渋谷の地でもっと頑張りたいという気持ちはまだ残っています。
でもいったん、僕たちの夢に向かって全力投球するために、
自由が丘店とオンラインストアに集中します。
何度も足を運んでくださり、退店を留意してくださった
東急百貨店さんの担当の方には申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
仕入先さまや関係者の方々、いろいろな対応をして頂きありがとうございます。
お陰様で楽しいお店を作る事が出来ました。
そして、いままで渋谷店を支えてくれたスタッフには本当に感謝です。
皆さんがいなければここまで頑張れなかったと思っています。
ありがとう!

最後にカタカナ渋谷ヒカリエシンクス店を愛してくださったお客様。
いままで本当にありがとうございました。
皆様からいただいたエールは決して忘れません。

渋谷からは一旦いなくなりますが、次にどこかでお会いした時、
「ほぅ〜!なかなか面白いことをやっているじゃないか!」
と言っていただけるようにこれからもチャレンジしていきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

株式会社タンケン社 katakana/カタカナ
代表 河野純一