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さがしモノの旅 新潟・山形編 前編

#コラム


記録的な連日の猛暑日が続く東京を、飛び出すように新潟と山形に向かいました。
本当は8周年のイベントの相談をしようと山形の庄内地方に2日間行く予定でしたが、乗り換えを調べてみると新潟を経由する事がわかり「新潟にも寄っちゃう?」って事で初日は新潟に宿をとりました。

新潟にはたくさんのお取引先や知り合いがいますが、今回は2か所訪れたい場所があります。ボーダーオーダーというイベントを過去2回カタカナで開催してくれた「G.F.G.S」さんと、日本海の海岸沿いでふるいやわっぱを作る「足立茂久商店」さん。


新幹線の燕三条駅からレンタカーで30分ほどの加茂という町がG.F.G.Sさんの本拠地です。駅前のアーケードの2階のショウルーム兼事務所に入ると、軽やかな笑顔で代表の小柳さんが迎えてくれました。G.F.G.SとはGood Feel, Good Styleを略したもの。
2014年に「1枚から作れるボーダーのカットソーの受注生産する」と言う、考えたことがある人はいるかもしれないけど実際行動している人は多分いない。ある意味業界の非常識をやり続けている会社です。


「加茂から出たことがないんですよね〜」と生粋の新潟人の小柳さんからは地元愛がプンプンします。小柳さんのお父さんは加茂の地場産業のニット製造業を営んでいました。その昔、息子である小柳さんに「糸へんだけはやめておけよ」と言われたそうです。すでに家業手伝っていた彼は生産量の減少と下請けの不遇の環境に不安をもっていました。
当時ニット工場で働きながら、隣町の燕三条で鋏(ハサミ)の磨き加工を副業でしていたそうです。担当していた園芸用の鋏は高価なモノでしたが、毎月600丁以上売れている事に疑問が生まれました。
「どんな人が買っているのだろう?お客様の顔が見える商売をしたい」
そう考えて誕生したのが、やっぱり大好きな糸の仕事だったのです。


「お客様の顔が見える仕事をしたい!」この言葉通り、工場に入ると編み機の上には、受注したお店の名前とお客様の名前が!本当に1枚1枚ボーダーが編まれていました。
「ひょっとしたら定番の配色は生地で積んでいるんじゃないかな?」と少しでも思った自分に恥ずかしくなりました。
糸もこだわりがたっぷり!編み方もうんちくあり!染め方も、、、今度改めてモノつくり編でG.FG.Sさんの特集を組みますね!お楽しみに。

事務所に戻って軽く商談。「前回のカタカナでのイベントではドロップショルダーのカットソーが人気だったのですよ」とお伝えすると。
「おっ!それでは秋冬に何かやりましょうよ!」
僕たちは来年の春にイベントをお願いしようと思っていましたが、急遽その前にイベントの開催がその場で決定しました。
名付けて「ドロップショルダー展」お楽しみに〜。

G.F.G.Sさんの詳しいことはこちら ★★★


新潟の足立茂久商店さんのわっぱの話と山形の話はまた今度!

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katakana/カタカナからのお知らせでした。