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さがしモノの旅 福岡 筑後編(後編) ~宮田織物さんを訪れました~

#さがしモノの旅

数年前からカタカナの冬に無くてはならないモノ。
それは、いちど着たらやめられない、あたたかいハンテンです。
このハンテンを作っているところが見たくなり作り手のもとを訪ねました。

さがしモノの旅 福岡 筑後編のスタートです。
▶(前編)はこちらから。

ハンテンへのおもい。

宮田織物さんが最も大切にしていること、
それは、「ものづくり」だそうです。
一本の糸を選ぶことから始め、
デザイン、織り、裁断、縫製まで、全て自社生産。
伝統から学びつつ、
新しい知識を得ながら、
オリジナルの製品を生み出す。
この温故知新の姿勢が宮田織物のものづくりを支えています。

たくさんのハンテン。

宮田織物さんでは、秋冬と春夏の2シーズンにわけて生地を企画しています。
年間では30~40の新柄、色数をあわせると100色近い生地を生み出しているそうです。

その生地によって、ハンテンのカタチをすこしずつ変えているので、バリエーションが本当に豊富なのです。

倉庫には出荷を待つハンテンがたくさんありました。

ハンテンの宝箱

カタログではたくさんの種類があるのは分かっていましたが、実物をみると印象が変わるモノもたくさん!
写真ではスルーしていたモノがとても魅力的だったり。
これだから、現場に来るのはやめられない。

ステキ柄を見つけた

棚のかげにのラックにかけられていたモノを何気なく見つけました。
この商品はわた入れハンテンではなくて、春夏用のわた無しのハオリでした。
とても素敵な柄だったので、この柄でわた入れハンテンはあるかと聞くと、
「ねんねこハンテンという商品で当社のオンライン限定なので、他社には紹介できないのです、、」

別注をお願いしました

この柄は「都鳥ミヤコドリ」という生地だそうです。
黒とブルーの2色展開の生地ですが、カタカナが選んだのはブルー!
濃紺と明るい紺、あざやかなブルーに、白の刺し子風のホワイトがすてきです。

生地の名前は「都鳥」

宮田織りで刺子風の織組織を作り、生地に凸凹感を出しながら、地はうっすら紺とブルーの太い縞が入るように、配色や柄のバランスを吟味し、美しく上品なテキスタイルに仕上げました。

カタチはどうする?

写真は春夏用のハオリなのでコンパクトな作りに。
僕たちはたくさんあるわた入れハンテンのカタチの中から、いままでカタカナで販売したなかで人気の、ふんわりしたスタイルを選びました。

裏地はどうする?

そうです、別注で作ってもらうという事は、細かいところも、自分たちで決めなければなりません。そこがおもしろいところなのですけどね!

裏地は、これまたカタカナで人気NO1の「山並ハンテン」のグレーをセレクトしました。
あわせてみたらバツグンにしっくりくる。
「表は良いけど、裏地が残念なんだよね、、」
そんなことは言わせない、誰もが納得の配色の完成です。


完成しました!

女性も男性にもおすすめしたい。
カタカナ別注モデルです!

▶都鳥はんてん 紺[katakana別注]の商品ページはこちら

別注をもう1型

ガサガサ、ごそごそと商品を見ていると、ある商品の前に足が止まりました。

このカタチは撫子奴という商品ですが、半袖でコンパクトなサイズ感がすこし気になり、力を入れて展開していませんでした。

生地はそのまま
長袖にしてもらおう!

半袖の奴(やっこ)型も気になるのですが、今回は長袖にすることで、着やすさをUPさせました。

カタチはどうする?

このカタチをそのまま長袖にするのも良いですが、
どうせだったら、着やすいモノにしたいと思いました。

カタカナで女性の方に人気だったカタチをえらびました。
ハンテンらしいあたたかさと動きやすさを感じるモノになりそうです。

▶撫子はんてん カラシ [katakana別注]の商品ページはこちら

色ちがいはブラック

イエローともう1色別注をお願いしました。

▶撫子はんてん 黒/白 [katakana別注]の商品ページはこちら


刺し子風の柄が3種類使われています。
身頃には細かい織り柄、エリの上部にはカワイイ水玉柄。
そして前立て下部は表側はブラックの無地ですが、裏側がは絣風のチェックになっています。
「ブラック」といっても、たくさんの生地を使って出来上がります。

 

掘り出し物を見つけた

他の生地と雰囲気の違うハンテンを見つけました。

デザインしたのはフィンランドのデザインユニット「Company」さんと宮田織物さんが共同開発したテキスタイルmoss mossを使用したモノなのだとか。

限定3枚

「Company」の二人が屋久島を訪れた際に感銘を受けた「苔」をモチーフに、柄部分には、太めの糸を使い苔の立体感を持たせました。
体にまとうような、柔らからな風合いになる様、生地の密度を調整しながら織りあげたそうです。
2017年にcallで行なわれました、MOSS MOSS Secrets of Southern JapanにてCOMPANYと宮田織物がコラボしたmoss mossのテキスタイルを使用した半纏。

▶ mossmoss 白の商品ページはこちら [残りわずかです!]

行かないと見つけられない

こんな出会いがあるから
さがしモノの旅はやめられない!

ことしの冬は寒くなる?!

リモートが増えてお家時間をどう過ごすか見直す人が増えています。
暖房をすこし弱めて、ハンテンを着てみませんか?
日本の丁寧なモノ作りに、ジワっとあたたかくなるはずです。

「宮田織物 はんてん展」
日時:2021年11月12日(金)から
場所:カタカナ自由が丘店
▶カタカナオンラインストア「宮田織物 はんてん展」はこちら

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。