【さがしモノの旅】気になる革靴に会いに九州へ
僕たちカタカナは、
モノを仕入れるとき、できるだけ現地へ足を運ぶようにしています。
写真や言葉だけでは分からないこと。
作り手の声のトーンや、工房の空気、
「この人は、なぜこれを作っているのか」。
そういったものに触れて、
はじめて「紹介したい」と思えるかどうかを決めています。
この出張のことを、
僕たちは 「さがしモノの旅」 と呼んでいます。
今回の旅先は、九州・福岡。
目的は、ある手仕事の革靴工房を訪ねることでした。

靴との出会いは、人から始まる
きっかけをくれたのは、
カタカナでマーチャンダイジングを担当している平岡さん。
全国各地のクラフトフェアを巡る中で、
何度も目にしていた靴があったそうです。
「毎回、気になる靴なんです」
洋服や靴、バッグについては、
僕と妻が最終的な判断をするため、
その感覚を確かめるために現地を訪ねることになりました。
ブランド名は 38WORKS(ミヤワークス)。
福岡で、手仕事の革靴を作っている工房です。
福岡・小郡市という場所
アトリエがあるのは、福岡県小郡市。
博多から車で40分ほどの距離にあります。
久留米絣の産地・八女と博多の中間に位置するこの街は、
何度も九州に通っている僕たちにとっても、
初めて足を踏み入れる場所でした。

カーナビの案内通りに進んでも、
なかなか見つからず、少し遠回り。
ふと視界に入った
「38WORKS」と書かれたポストを見つけて、
ようやく辿り着きました。

宮地さんと、靴の話
工房で迎えてくれたのは、
38WORKS代表の宮地さん。
事前に見ていたウェブサイトやSNSは、
とても美しいのですが、情報は最小限。
だからこそ、
どんな人が、どんな想いで靴を作っているのか、
実際に会って話を聞くまで分かりませんでした。
お会いしてすぐに感じたのは、
静かだけれど、芯のある佇まい。
自然と緊張がほどけ、
靴についての話をじっくり聞く時間が始まりました。

「靴は、体を支える道具」
宮地さんの靴作りは、13年前にスタート。
最初は靴作りの教室として、
多くの人にその楽しさを伝えてきたそうです。
そこから7年前、
現在のセミオーダーを中心とした形に移行しました。

「靴は、体を支える道具です」
デザインだけでなく、
足や体への負担を減らすこと。
ただし、
“いいはき心地”は人によって違う。
その答えとして、
一人ひとりの足を見ながら調整する
今のスタイルにたどり着いたのだそうです。

その人にあった靴を作りたい
全国のクラフトフェアに出店して、
1人1人フィッテングをして
調整して靴を作るスタイルが
宮地さんのやりたいことにピタッとハマったのだとか。
フルオーダーの靴は高価なモノになってしまうけど、
セミオーダーだと、
少しがんばれば手の届く価格にできる。

気負わず向き合える、セミオーダー
オーダー靴というと、
敷居が高いイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも宮地さんは、
「もっと気軽に相談してほしい」と話します。
甲の高さ、足幅、左右差。
ほんの小さな違和感も、
会話をしながら丁寧に確認し、調整していく。
フルオーダーほど高価にならず、
現実的な価格で続けられることも、
セミオーダーという形の大きな魅力です。


革靴好きの妻、テンションMAX
革靴好きの妻はソワソワ。
「どんな形があるんだろう?」
気づけば棚の前へ一直線。


試着の時間と、選ぶということ
妻は棚に並ぶサンプルを前に、すぐに目を輝かせていました。
形を見て、
はいて、歩いて、また脱いで。
時間をかけて確かめながら、
今回のオーダー会でご紹介するモデルを決定。

38WORKSさんの代表作の靴たちです。
僕たちがオーダーした靴が、
数日前に到着しました。
足を入れると吸い付くような心地よさ。
大切に育てていきたい靴が、また一つ仲間入り。

納得のオーダーができて
満足げな妻です。
宮地さん!楽しい時間でした。
ありがとうございます。
イベント心待ちにしております。

カタカナでのオーダー会について
38WORKS すてきで気軽なオーダー会
- 会期:2026年2月11日(水)〜2月16日(月)
- 時間:11:00〜19:00
- 会場:カタカナ自由が丘店
会期中は、
代表の宮地さんが在店します。
関東では初出店!
特別な日のための靴ではなく、
日常の中で、自然と手に取る革靴を。
ぜひ、実際に足を通してみてください。
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【さがしモノの旅 おいしいモノ編】

ちなみに。
38WORKSさんのある街に少し早く着いて、
車でゆっくり走っているときに
目に飛び込んできた一軒のお店。
もうね、
佇まいが「おいしい」。
「ぜったいおいしい♡」

そしてめちゃくちゃリーズナブル。
種類がたくさんあるので、悩んでいるとドンドン人が並んできた。
街に愛されるお店だとひしひし感じます。

我慢できずにその場でパクっと!
僕はよもぎ餅
妻は豆大福
どちらもモチロン絶品でした!


この「さがしモノの旅」は、
特別なモノを探しに行く旅ではありません。
人に会い、話を聞き、
その人が立っている場所の空気に触れて、
「この人が作るものを、誰に届けたいか」を考える時間です。
流行っているかどうかよりも、
売りやすいかどうかよりも、
自分たちが、ちゃんと納得できるかどうか。
その積み重ねが、
気づけばカタカナの棚をつくり、
お店の空気をつくってきました。
これからも僕たちは、
足を運び、話を聞き、
「これだ」と思えたものを連れて帰ります。
それが、
カタカナが大切にしている、
変わらないやり方です。
お楽しみに!
カタカナ河野ジュンイチ

