Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

katakana食いしんぼう通信(1)「千秋庵のノースマン」

#食いしんぼう通信

今やカタカナではお馴染みの、千秋庵。大正10年創業、北海道は札幌の庶民に愛される老舗お菓子屋さんです。
北海道といえば他の有名どころが幅をきかせているせいか、恥ずかしながら私は全く知りませんでした。
でも千秋庵のお菓子を店先に並べると、懐かしい!!こんなところで出会えるなんて!と、故郷を思い出して手に取ってくださる方の本当に多いこと。なんだかほっこり、嬉しい光景なんです。

今日は数ある千秋庵のお菓子の中からノースマンをご紹介します。
'北の人'との名称がつくこのお菓子は、北の大地に生きる人々のたくましい力を表したいと考案された、昭和49年の発売より変わらぬ千秋庵代表銘菓です。
なんと、横浜中華街のパイまんじゅうがヒントになっているという、和洋折衷なお菓子。
試行錯誤して再現した幾重にも重なる生地に、北海道産の小豆を生の状態でひとつひとつ皮をむき手間暇かけて製造している餡が、なんとも絶妙な食感で癖になるのです。
もともとお茶菓子を作っていた老舗だけあり、このしっとりとした餡の口あたりと優しい甘み、これが実はコーヒーと相性バツグンなんです。

ココ1番美味しいと思うコーヒーといえば、山やキャンプなど、少し肌寒い澄んだ空気の中で味わうコーヒー。
どんなに安いインスタントコーヒーも格別な味わいになってしまうから不思議です。
この場に私がいつもお供にしているのがノースマンです。山の上で冷んやりしたノースマンにポカポカのコーヒーを頂くのが最近の贅沢です。
2個入りというのもおすそ分けにちょうど良し。
パッケージに薄っすら描かれている磁石のマークに北を示すNのサインも、北の大地をそっと思いださせる粋なはからい。
今回は、丹沢は塔の岳山頂にて。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からの食いしんぼう通信vol.1でした。