nishikata chieko のアクセサリー 東北の手仕事展よりおたより
西方さんとは今月5月のはじめに、ある展示会で出会いました。
ブースの中に展示されている金属のアクセサリーについ足を止めました。何ともきれいな深みのある色、何とも不思議な質感。壁際に立っていた方が作家の西方さんで色々とお話を聞きました。
・このアクセサリーの特徴は何?作り方やスタイルなどは?
気持ちのよい形であることを大切にしながら、インスピレーションで模様を描いたアクセサリーです。表面の模様は、薬品を泥にまぜたもので描いてから焼き付けることで独特な表情を施します。
これは、鋳物の着色技法から発展させて考えた独自の技法です。
もともと大学では鋳物を学び、制作を続けていたところ、ある方からこの模様を身につけたいと言われたことがきっかけとなり、アクセサリーをつくりはじめました。
・なぜ鋳物に興味を持ったのですか?
鋳物はたくさんの行程があって、原始的な手法であることに興味を持ち、学びたいと思いました。鋳型(砂で出来た型)が美しければ、鋳物もよりきれいな状態に近づくこと、行程の技術で仕上がりが左右されるところにも魅力を感じます。ほとんどの作業が鋳型づくりという大変な重労働ですが、吹きと呼ばれる金属を溶かして流し込む過程では、約1200度の高温で溶ける金属の表面がとてもきれいなのです。
話を聞いているうちに山形県は鋳物の産地だったことを思い出しました。
「ん?山形!!」今は2週間後に自由が丘店で開催する東北の手仕事展の準備の真っ最中です。「今回の東北のモノを集めたイベントは伝統工芸品がメインだけど参加してみますか?」と彼女に聞くと、間髪を入れずに「ハイ!お願いします。」との事。
イベントがスタートして数日が経ちますが、早速人気で西方さんから急遽追加を送って頂きました。ぜひこのチャンスに見に来てくださいネ。
【お知らせ】
5月30日と31日に作家の西方さんが在店して頂けます。
いろいろお話してみてください。
最後に西方さんよりメッセージ
すべて一点ものアクセサリーです。
表情の違いをぜひお手に取ってご覧くださいませ。
日々の装いに、特別な時に、あるいは絵を飾るように、
お客様のストーリーに寄り添っていければ嬉しいです。
日本のカッコイイを集めたお土産屋
katakana/カタカナからのお知らせでした。