katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

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ブログ|BLOG

1ヵ月位前にテレビ局からお店の取材をされました。
撮影には結局4時間位かかって、色々な説明をさせて頂き、最後に放映時間
を聞いたら「3、4分っす!」との答えにグッと疲れてしまったのを思い出し
ます。取材依頼をされた時に「テレビ東京です」と名乗る男性に、早とちり
の僕は「うわっ!!アド街か?ガイヤか!?ひょっとするとカンブリア??」
とドキドキしてしまいました。よくお話を聞くと、平日朝の8:00~9:00に
放映されている<ものスタ>と言う番組。「う~ン、、知らない、、、」
スタッフは、それまで凄く気持ち良くお店の解説をしていた僕が、番組名を
聞いた途端みるみるとテンションが下がっていくのを見て楽しんでいたようで
す。朝のテレビは生活習慣のようになっていて、大体の人はチャンネルが決ま
っているのではないかな?僕は夜のテレ東は良く見ますが朝のこの番組は見た
事がありませんでした。
そして僕達は大変失礼ながら、あまり期待していなかったのです。
そうこうしているうちに、お店がバタバタと忙しくなり始める時期を迎えて僕
達はすっかり放映日を忘れていました。

11月10日の朝、僕がシャワーを浴びていると「おい!何やってるんだ!始まっ
ちゃうぞ!」と珍しく父親に怒鳴られました。
「ん?何だっけ??」
「あっ!今日が放映日だ~!」
慌ててテレビの前に行くと番組が始まっていました。この日の特集は「自由が
丘のセレクトショップ」全部で5店舗紹介されるそうです。
僕達は3番目の登場です。自分がテレビの中で喋っているのを見るのは不思議
な気分ですが、編集やカメラアングル、レポーターの方のトークなど想像して
いたよりも、とっても良く大満足の出来上がりでした。
大変失礼な話をもう1つ。
見終わった僕は思わず「これがテレ東じゃなかったら凄い事になっていたな~」
勿論家族全員にたしなめられました。

その日、オープン前のお店掃除をいつものようにしていると電話が鳴りました
「もしもし?朝のテレビを見たのだけど、そちらはどこにお店があるの?」
その後も同じような内容の電話が何件もありました。
恐るべし「テレ東」いや!「テレビ東京様」。
11:00にオープンしてすぐに朝一番で電話を頂いたお客様がご来店下さいました
品の良い女性で楽しくお喋りをしていたその時の事です。
「バタバタッバタ~」という音が店内に響きました。なっ、なんだ!!!とビッ
クリして目線をあげると、店の中をハトが飛んでいます。

ハトですよ。ハト。普通のハト。
それが歩いて入って来るならまだしも、飛んで入って来たのです。
僕達は言葉を発する事が出来ず、ただハトが飛んでいく方向を目で追う事しか出
来ませんでした。
そしてハトは鏡にぶつかり下に落ちました。
恐る恐る鏡の近くに行って見てみると、うずくまって廻りの様子をうかがってい
ます。幸いケガはしていない様子なので「ホッ!」と一安心。
あとはどうやってお店から出て行ってもらうか?その一部始終を一緒に体験した
先程のお客様が言いました「ハトはああ見えて獰猛だから、下手に捕まえようと
すると鋭いくちばしと爪で肉をえぐられるわよ、そして利口だから乱暴に追い払
うと仕返しに来るから、自分で出で行くのを待った方がいいわね」
「肉をえぐられる」「仕返しに来る」緊張感のあるアドバイスの言葉に、自分で出
て行ってもらおうと言う事に意見は一致しました。
でもハトは極度の緊張の為か体を膨らませたまま動く気配はありません。
人が近くにいると動くに動けないと思い、僕、スタッフ、お客様の3人はなるべ
くハトから遠い所で見守っていました。そうしているうちに、お客様がドンドン
入店して来たのです。いつもの平日にはないお客様の数です。そのうちのひとり
に言われて思い出しました「テレビ見て来たのよ!あなたテレビで出たわね~」
なるほど、、、、 忘れていました。  嬉しいけど複雑な気分です。
でも、ハトがいきなり飛び立ってお客さまに危害を与える事も考えられるので
入店されるお客さま全員に「お客様、大変申し訳ありませんが店内にハトがお
りますので、お気をつけて下さい」お客様の反応は「ハト、、、?どこにいるので
すか?」指をさす方向の先にハトがおとなしく佇んでいます。
「うわ~!カワイイ、置物みたい」皆さん喜んで写メを取り始めました。
そして、「ポッポ ポッポ ポッポ・・・」とハト時計が12時を知らせてくれま
した、本物のハトを見ると、首をキョロキョロさせて「他にもハトいるの??」
という仕草に思わず僕は噴き出して笑ってしまいました。
そして時は経ち、12時半になりました。
「ハトが出て行くまで見守って行くわ」と言う先程のお客様も帰るタイミングを
伺い始めた空気を感じました。ハトを見ると、ナント!ウトウトし始めたの
です。エッ?リラックスしちゃうの??
「後は僕達で何とかします!」とお客さまに伝えてご帰宅頂きました。
その後スタッフに「パン買って来て!」と伝えダッシュで彼女はコンビニに走っ
ていきました。名付けて「ヘンゼルとグレーテル作戦!!」
はい!そうです。ご想像の通り失敗です、、、
パンに見向きもしないハトを始めて見ました。
近くに寄っても全然逃げなくて、なついてしまったのかと思ってきたので、
このまま飼っちゃう?いやダメです!外に逃がさないと!
勇気を振り絞り後ろから抱き抱えると、おとなしく僕の手の中にスッポリとおさ
まりました。軍手ごしにフワフワと柔らかく温かい感触が伝わってきます。
そして外の植え込みにそっと放すと、何事も無かった様に歩いて草むらに消えて
行きました。
その日の売上は「ものスタ」の効果なのか「ハト」の効果なのか、とても良い
成績でした。
僕は何だか、あの朝一番に電話をくれた品の良い女性がハトと一緒にHAPPYを
連れて来てくれたように思ってしまうのです。

ハトさんへ
次に来る時はいきなり入って来るのは出来ればやめて下さい。
ガラスをトントンと叩いてくれれば、昨日食べ損ねたパンぐらいは御馳走します。


おとなしく座っているハト


偶然ですが額の前から動こうとしないハト


つかまえました。


ハトの置き土産

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からのお知らせでした。