katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

  • Instagram
  • Twitter
  • Facebook
  • 日本語
  • English

メールマガジン登録

ブログ|BLOG


11月5日から開催する南部箒を作る高倉工芸さんに行って来ました。
岩手県・九戸が高倉工芸の高倉さんの本拠地です。
山を何個も超えて、田んぼや畑の中を走り抜け、そろそろ目的地だぞ!と思った瞬間、稲とも
トウモロコシとも違う背の高い草が道の両側に広がり始めました。
「これはひょっとして箒草?」そうです。高倉さんの畑が道添いに何か所もあるのです。

到着するなり高倉さんから大歓迎を受けて、早速作業場を案内してくれました。

そもそも南部箒って何?

「この箒(ホウキ)毛玉が取れちゃうのです!」

嘘だと思うでしょ?正確には毛玉が取れるのではなく、無くなってしまうのです。
毛玉取り器を使うと当然毛玉をカットしますよね、でも、しばらくすると毛玉は必ずできるの
で、またカットする。これを繰り返すとセーターがドンドン痩せてきます。
しかし!南部箒は取るのではなく梳かす(とかす)のです。髪の毛を梳かすのと同じなのです。
パタパタと扇子をあおぐように毛玉部分にブラッシングすると、出来立ての毛玉なら数十秒で
きれいな姿に戻ります。
これからの季節、ウールコートやフラノなどのジャケット等にバッグを肩にかけていると、生
地が擦れて硬くなってきます。そんな時はこの箒でパタパタするとアウターたちが見違えるよ
うに張りが出てきます!

その秘密は??この縮れた穂先なのです。この箒は僕が5年間使い続けて来たので、本気でおス
スメできる「とっても凄い箒(ホウキ)」なのです。


くっ〜!まさかのピンボケ、、
左が新品。右が20年モノ!写真では分かりにくいですが、お化粧の筆の様になめらかになっ
ているのです。もちろん現役です。1万五千円+税

江戸時代に岩手県の北部・中部と青森県の東部、秋田県の北東部に南部氏が領地を持っていた
場所が今も所々で「南部」という名称で親しまれています。九戸は岩手の中でも北寄りの地域
になります。では何で南部箒が良いのかというと、原材料の良さと、工夫に工夫を重ねた職人
技のたまものなのです。東北はどこでもそうでしたが、この地域でも必要なモノは自分たちで
作るという風習がありました。昔から箒は自分で使う分は自分で作っていたそうです。しかし
今の南部箒の原型になっているのは、昭和37年に村おこしの一環で当時箒で有名な栃木県・鹿
沼より職人さんを招いたことに始まるそうです(意外と最近!?)その時に「これだ!」と思
ったのが高倉さんのおじいさんとお父さん。今では清勝さんが受け継ぎ、さらにモノ作りに磨
きをかけています。

正面が作業棟です。

1階にはトラクターなどの重機が格納されていました。どの器具もピカピカに磨かれていた
のが印象的。


2階に上がると屋根裏部屋のような空間が!奥が製品を置く格納庫で、手前に昨年収穫した
箒の原料が山積みされています。

うわ~!2、3年待ちの状況が続いていると聞いていたので倉庫は空っぽなのかな?
と思っていましたが、まさかこんなに商品があるとは!
しかし、、すべて送り先が決まっているホウキ達でした。残念。


先が縮れているのが南部箒の最大の特徴です。初夏から夏にかけて吹きつける強い風「やま
せ」この風によって独特の縮れが生まれます。

この状態が大人気商品の小箒の原型。まずは丁寧に選定した箒わらを根元にしっかりと固定
します。高倉さんの箒はわらのみをふんだんに使います。その量は通常の箒の10倍くらい!
1本に仕上げる時間も数倍。そう聞くとこの値段も納得の価格になっていきます。

続いて根元の装飾をしていきます。装飾と言いましたが、箒が抜け落ちないようにしっかり
固定するための編み込みです。青森のこぎん刺し同様に「どうせやるなら楽しく美しく」と
いう先人の知恵を感じます。

箒の上段部分を締め上げていきます。根元の美しい編み込みに目が行きがちですが、実はこ
の上段部分の仕上げがとても技術のいる工程なのだそうです。

この3万円の小箒が高倉工芸さんのNO1商品です。今回は10本ご用意いただく予定です。


たっぷりのわらを使う高倉さんの箒は、編み込んで締め上げる技術が良いため、正しい使い
方で使うとほとんどわらが抜け落ちることがありません。※写真は長箒


これが箒わらの畑です。春にトラクターで畑をしっかりと土をおこして、5月に1粒づつ種を
まき足で踏んで土をかぶせます。今回訪問した時は2.5メートルくらいの高さに成長していま
した。今年は9月に収穫すると高倉さんは言っていました。

収穫するときは穂先を傷めないように、すべて手作業で行うそうです。
その後は、選別・脱穀→釜茹で→乾燥・選別→編み上げ→完成
さまざまな工程があり完成します。
最高級品は素材を吟味する為選別だけで3年をかける商品も!こだわりが半端ない。

お店の定番品に置きたいけれど、生産量が追い付かないのでイベントのみの展開になり
そうです。決して安くはないけれど、掃除機買うのだったら、高倉工芸さんの南部箒は
おススメです。だって、20年以上使える電化製品なかなかないですよ。
まずは、一度見に来てください。カタカナ自由が丘店でイベントを開催します。

●岩手 高倉工芸 南部箒 POP UO STORE
日時  11月5日(土)~11月17日(木)
※11月5日、6日は高倉社長が実演販売予定
場所  カタカナ自由が丘店
東京都世田谷区奥沢5-20-21 Tel 03-5731-0919
【お知らせ】
今回はカタカナ オンラインストアでも販売を予定しております。
発売開始はfacebookにてお知らせいたします。カタカナfacebook


ワクワクしてきました。(ドキドキ半分ですが、、)
良いホウキ欲しい方!来てみてくださいネ。オススメです!

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。
自由が丘店・渋谷ヒカリエシンクス店・katakana Online Store