katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

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ブログ|BLOG


カタカナ河野の気になる街とモノとコト vol.12 長野「パンと日用品の店 わざわざ」

少し前、新聞記者でカタカナのお客さまのSさんとお話ししているときに、
「河野さん、『わざわざ』というお店知ってますか? 
パンと雑貨を扱うお店なのですが、オーナーの商品セレクトの仕方や
経営のセンスが飛び抜けているのですよ」とお聞きしました。
それから僕の気になる店の筆頭に躍り出たのです。

「わざわざ」さんは、2009年に開業して、長野県の山の中でお店を開いています。
WEBサイトを覗くと、素敵な写真が憧れのライフシーンのように飛び込んできます。
そして丁寧で簡潔な商品解説、SNSでは歯に衣着せぬオーナーの経営に対する意見や、
スタッフの教育のことなど、ここまで言っちゃっていいの?ってくらいOPENな内容。
でも、このなんでも見せちゃうのがファンを惹き付けるところ。
ブログを読み始めると、ついつい続けて読んでしまうのです。

まわりに観光地や目立ったお店が何もない長野の山の中に、
営業日の木・金・土曜日には続々と車でパンや日用品を求めて、
お客さまが押しかけるのだそうです。
そう、この店の大きな特徴がパンを自分たちで焼いて販売していること。
パンの種類は2種類。食パンとカンパーニュのみ。
スタッフがネットで争奪戦の上、注文してくれた食パンを差し入れてくれました。
確かにオイシイ、、。

SNSやブログを読んでいると本当にいろいろなことを考えられていて、
ブレのないオーナーさんの姿に感動したり、同じ経営者として
自分の不甲斐なさに落ち込んだり、嫉妬したり、、。

とにかく一度自分の目で確かめたいと思い、行ってきました。

長野の上田から車で1時間弱、幹線道路を脇に入り丘をいくつか通り越え、
「わざわざ」さんに到着しました。念願の訪問で期待値がMAXになっていた僕は、
正直なところ「あれ?」と思いました。

たしかにパンはおいしそうに並んでいて次々と訪れるお客さまに売れていました。
雑貨は1階のスペースと2階のスペースに並べてあり、
何らかの編集がされているというよりは、分類ごとにきれいに陳列されている感じ。

静かに店を出て、期待値とのギャップに戸惑ったかというと、逆でした。

僕は元気になっていました。とても大切なヒントを「わざわざ」さんから頂いたから。
それは、
「ブランドを光り輝かせることの大切さ」
ブランドをピカピカに磨きあげる。
でも、それは「自分がどのようなピカピカになりたいか」を
明確なスタイルとして持っていないとぼやけてしまう。
「わざわざ」さんは、自分の信念を発信し続けていることで、
実店舗に行かなくても、お客さんにピカピカなイメージを膨らませてもらうことができる。

「わざわざ」さんは、すごい特別なことをやっているように思えるが、そんなことはない。
基本をトコトン突き詰めて、何度も何度も諦めずにやり切っているのだと思う。
商品のセレクト、おススメ記事、目を惹きつける写真、
ホームページの構成、SNSの使い方、店舗の活用方法。
これから生き残っていくセレクトショップの一つのかたちだと思います。
ポイントは誰でもできる当たり前のことを、
尋常でないくらいのレベルでやり続けられるかということ。

WEBだけ見ていても分からなかったことが、
自分の目で見て空気を感じることで分かりました。
わざわざにわざわざ行ってよかったです。
いつかオーナーの平田さんとお話したいと思いました。
わざわざさん! ありがとうございました!

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katakana/カタカナ自由が丘店
河野純一