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さがしモノの旅 長野 松本クラフトフェア2018

#コラム


さがしモノの旅 長野 松本
今年も松本クラフトフェアに行ってきました。
松本に行くのは2年おき位で十分かな?と思った時期もありました。でも、
やはり松本は見なくてはいけないと思いチケットを取りました。
以前アパレル時代に学んだ事は、「毎回同じコレクションを見続けている
から気が付く事がある」それは、作り手の技法の変化だったり、お客さん
の反応だったり、時代の流れだったりします。

各地で開催されているクラフトフェアは、作り手と一般のお客様が直接対
話するという事はどこも共通していますが、それぞれイベントとしての特
徴があります。
例えば、千葉県で開催される「にわのわ」は、30代から40代の作家さんが
多く、アクセサリーや器、バッグ、など作り手と同年代の女性が好むモノが
多く集められていて、来場者は若いファミリーが多く、ワイワイピクニック
気分でお買い物を楽しんでいます。
大阪で開催される「灯しびとの集い」は陶器市か?って思うくらい器が沢山
出展されていて、そのどれもシュッとした洗練された作品が多く、お客様も
デザイン感度の高い方が多かったように感じます。このイベントで感銘を受
けたのが“おはぎ”とにかくオシャレなブランディングでした。おはぎを求め
てオシャレ男女が長い列を作っている光景は忘れられません。

そして、松本クラフトフェアはと言うと、とてもバランスの良い構成です。
若い作家さんもいれば、中堅やベテランの方がいつもの場所でいつものモノ
を売っている安心感。でも今年は少し雰囲気が違いました。ブローチなどの
細かいモノを扱う方や竹細工や木工などのベテランの方が減って、とても増
えたのがレザーを扱う作り手の方々。
正直なところ、「ん?これで松本に出ちゃうの?」というモノもあったりし
ました。でも、松本もいろいろな面で変わろうとしているんだと感じます。

あと、あちらこちらで目にした光景が、アジア人の買い占め。数年前からク
ラフトフェアやギャラリーなどで問題になっていますが、携帯電話を片手に
つぎつぎと「この棚全部」などとまさに爆買い。作家さんも自分を評価して
くれている事には違いは無いのですが、複雑な表情でした。
不思議な事に僕の見たアジアの人たちは何故か品があります。
大きな声で話さないし、身なりもきちんとしています。でも、たくさん買っ
ていく、彼らがその作品たちをどのようにしているのか、とても興味がわい
てきます。

今回の松本クラフトフェアでは、久しぶりにたくさんの方と名刺交換をする
ことが出来ました。今すぐにでもご紹介したい作り手の方や、じっくりとカ
タカナの体制を整えてからお付き合いしたい作家さんなど、実りあるさがし
モノの旅になりました。
※気になったモノたちの画像は後日更新しますね!お楽しみに。

今週インテリアライフスタイルの展示会があります。良いモノ探しの旅に終
わりはありません!

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katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。