Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

週末絵本館第65回「おいしく食べる食材の手帖」

#週末絵本館

料理することは好きなのですが、得意ではなく、
いつも感覚的に作っているので、“料理の基本”というものをあまり知りません。
知っているのは“調味料のさ・し・す・せ・そ”くらいです。
「料理は実験」と思っています。
…が、この本を読んで、実験にも基本的知識は必要だなと気づかされました。

実験とはいえ、本当の理科の授業のような実験ではないので、爆発したり
量が劇的に増えたり…なんてことはないのですが、おいしくできるときと、
そうでないときと結果はいろいろです。
そして、実験したことを記録に残さないので、「この前おいしくできたときはどうしたんだっけ?」
と、また曖昧なまま作っていくことを繰り返しています。

料理本って、難しい感じがしてちょっと苦手だったのですが、この本は料理を作る過程ではなく
食材を上手に調理するための“コツ”知識が書いてあるので
「やってみようかな」という気になる本です。
コツがわかれば、“実験”が成功することが増えそうな気がします。

以前、この絵本館のブログでも書いたのですが、私(スタッフT)は、学生時代におにぎり屋さんでアルバイトを
しておりました。
正確には“おむすび”屋さん。私たちアルバイトがふとした時に「おにぎり」と言ってしまう度に
「おにぎりとおむすびは別物だから。握るんじゃなくて結ぶんだよ」とくり返し言う男性社員さんがいました。
当時は「なにが違うのだろう。結ぶってなんだ」と思っていましたが、この本にはその正解も書いてありました。
男性社員さんが言いたかったことは、こういうことだったのかぁと十数年越しに理解する事が出来ました。

家庭の台所に置く1冊としていかがでしょうか。
すぐに手の届く場所に置いておくことをお勧めします。
いつもの料理がちょっと楽しくておいしくなると思います。

・タイトル 「おいしくたべる食材の手帖」
・作     野﨑洋光
・出版社   池田書店
・プライス ¥1300+税
絵と詩を持ち歩いてみませんか。
素敵な絵本を揃えてお待ちしています。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からのお知らせでした。