Katakana-日本のかっこいいを集めたお土産屋さん

holo shirts.アトリエに行ってきました

#作家さんのこと

国分寺駅の人通りの多い賑やかな駅周りを通り、閑静な住宅街、驚くほど急な坂、青々と繁った見事な緑道を抜け
ついに、住宅街の中にひっそりと佇むアトリエを見つけました。

到着すると、屈託のない素敵な笑顔で迎えて下さった窪田さん。
まさにholo shirts.の雰囲気そのままのようなやわらかい空気感…

元々バイクの整備やさんだった場所をほとんどそのままの状態で使用しているというアトリエ。
穏やかで優しい空気感の心地のいい空間に、緊張感も自然になくなっていくのを感じました。

はじめに、ブランドのはじまりをお伺いしました。
今から5年前の2014年11月にオーダー専門のシャツ屋として誕生した「holo shirts.」。
デザイナーの窪田健吾さんは、holo  shirts をスタートされる前は、繊研新聞と言う新聞社で
記者や広告営業、展示会運営などを手掛けていたそうです。
「もっと自分でモノ作りにたずさわりたい」夜間の専門学校に1年通いその後は独学で服作りの道に進みます。

洋服の中にたくさんのジャンルがある中、窪田さんの選んだモノは”シャツ”でした。
シャツは、パーツの数も多く縫製も難しいのですが、
身近な洋服なのに生地や縫製で色々な表情になるこのアイテムで自分らしさを出したいと思ったそうです。

独立した2014年頃はファストファッションの全盛期で、安く提供する為に大量に同じものを作る事が時代のムードでした。
この事にはファッションの奥深さや楽しさはありません。
そこで、一人一人と話し、その人の個性や考えを生かした自分だけの洋服を作るオーダーと言う方法を窪田さんは、選択したのです。

そして「holo shirts」は、お店は無く、卸販売もしません。
「放浪」その名の通り全国各地を訪れ、セミオーダーシャツの注文を取り次の町に移動していく…
そしてアトリエに戻り、生地を裁断してミシンをかけて、1枚のシャツをみずから作り上げます。

「出来上がったときの雰囲気を大事に。」と作られたシャツは、
ビシッとしているけれど、緊張感がなく、ふわっとした空気のやわらかさを感じます。
優しく日常に馴染み、様々な生活スタイルにぴったりとはまります。

生地は、窪田さんが自ら選んだ国内の生地ブランドのもの、海外からのインポートものです。
「たくさんのものから選ぶという高揚感も楽しんでほしい」という思いから、オーダー会では毎回数百種類の生地が並びます。
素敵な想像をいっぱいに膨らませて、生地を選ぶ時間は至福です。

お話を伺っていて、窪田さんの”ものづくり”に対しての素直で真摯な愛情、アトリエの優しい雰囲気、屈託のない笑顔、温かなお人柄…
全てがholo shirt.の世界観を構築しているのだと思いました。ため息がでるほど、いいなあ…「holo shirts.」
ほっこりとした満たされた気持ちで、アトリエを後にしました。
窪田さん、ありがとうございました。

「holo shirts. シャツ屋のTシャツ展」は、7月5日㈮~12日㈮の1週間限定の開催です。
イベント詳細は、コチラ
オーダーについては、コチラ

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katakana/カタカナ自由ヶ丘店からのお知らせでした。