天然ラフィアのバック
かごバックをお店に置くのなら、あけびのかごがいいなと思ってました。一年中人気のモノとして、昨年のオープンの時から何個かあけびのかごを展開していましたが、当然夏が来るまえに売れてしまいました。しかし、昨年の夏が猛暑だったために、あけびの蔓が充分採れず価格が上がってしまうということで、悩みに悩み、私たちの店では今年の夏はあけびのかごを諦めることになるかもしれません、、
長野で編まれた籐のかごや岩手産の篠竹の市場かごも味わいがあってとっても良いです。そして、夏を目前に控えたある日、こんな素敵な出会いがありました。
天然ラフィアで手編みのバックを作っている竹下さんからこんなお手紙が届きました。
天然ラフィアで手編みのバッグを製作しております。千葉県指定伝統工芸『佐原ラフィア』に出会ったのが、バックを作るきっかけです。私がデザインを担当し、編み手は母です。ラフィア椰子はマダガスカル産のものが上質とされており、これを染色し仕立てている工房が千葉の佐原にあり、千葉県指定伝統工芸品として認可されています。通称『佐原ラフィア』と云います。日本刺繍で仕上げられた豪華なハンドバックなど、職人技によって製作された作品は見事です。しかしその一方で、なかなか高額で手が出しづらく、またデザインも今のトレンドとはかけ離れてしまっているのも事実です。そのため、日本で唯一という天然ラフィア工芸品がここ数年で急速に廃れてきているのです。
ラフィアという素材は、植物の葉の部分を加工して出来たもので使っていくとしなやかに柔らかくなり、皮革のように艶がでてきます。現在は人工ラフィアが数多く出回っておりますが、天然ラフィアの質感には到底及びません。天然ラフィアは扱いが難しく、素材はとても固く、編み込んでゆくのが困難でよほどの根気がないと完成することはなかなか出来ない素材です。
私は伝統的な天然ラフィアを使って普段使い出来るバックを広める事が出来たら素敵だな!と考えております。
ラフィアのバックと言えば、オーストラリアのヘレンカミンスキーが有名です。このブランドはマダガスカルで手作りをしているそうです。あと、街でよく見かける安いプライスのラフィアのバックは、中国等のアジアで作られたものが多いようです。日本で作られているモノがあるとは少し驚きでした!
早速竹下さんに会い、作品を見せてもらいました。佐原の水と空気をいっぱい吸い込んだラフィアで、しっかり丁寧に編み込まれたバックはどの色もとても素敵でした。
そして待つこと3週間・・・厳選して選ばれた色のバックたちは今私たちのお店に並んでいます。ぜひこの丁寧な手仕事を見に来てください。そして気に入った色を見つけたら迷わないでくださいね。ひとつひとつ手編みですので(一個の作業に4~5日かかるそうです)、たくさんは作れません・・・
円の中心から丁寧に編み上げていきます。こんなに綺麗・・。
大きさは2種類。
S ¥7,140
L ¥10,290
こんな大変な手仕事なのにいいのかな。
ブランド名は『nefuma』。
color 紺、茶、からし、ピンク 一年中使ってほしいので色は変えていく予定です。
日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana自由が丘店からのお知らせでした。