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さがしモノの旅 秋田 まさか人形

#さがしモノの旅

秋田めぐりを始めて、気になるお店になにげなく置かれている人形があります。
興味深げに眺めていると、「まさか人形というのですよ」フッと肩の力が抜けるような柔らかな言い方に僕はこの人形にひかれていきました。


6jumbopinsの京野さんがまさか人形さんに連絡を取ってくれました。
まさか人形を皆さんオススメしてくれますが、「どんなところで作っているのですか?」
と聞くと「あれ?そういえば作り手のところに行ったことないな、、」そんな人がほとんど。


秋田駅から車で15分くらいの住宅街にこの建物があります。
看板はないので、あくまでも制作活動の場なのかもしれません。
ワクワクしながら中に入ると、、


土人形がたくさん並んでいます。


ヤバい、、テンションが上がってきた。
もともと僕は置き物などの人形が大好きなのです。

これは何ですか?
これは?
これは?
もう、ワクワクが止まらない。


この白い四角は?

「とうふです」

うん!!まさか人形さん大好きです。

まさか人形を作る真坂歩さん。

まさか人形って本名の「真坂人形」だったのか!!

真坂さんのHPには
真坂歩による『真坂人形』の販売をしております。
『精巧精緻 愛嬌満載』をモットーに
ユルユルで、まさか、な造形でお送りしております。

当人形は土人形です。

土を成形し、素焼きをしたうえに胡粉(牡蠣の貝殻を粉末状にした白い顔料)を塗り下地を作ります。

その下地のうえに膠で溶いた水干絵具(顔料の一種)を塗り、彩色しています。


秋田生まれの真坂さんは、秋田公立美術大学のアーツ&ルーツという、オシャレなセレクトショップのような名前の学部を専攻して、大学3年生のときに地元に伝わる「八橋人形」のリサーチをきっかけに、郷土玩具に興味を持ったのだそうです。

ゴリゴリの美術の男が作る土人形。


はじめての人形作りの工房に妻も興味津々!


今作業中のモノだけでもたくさんの種類があります。
「真坂さんにどんなモチーフを考えるのですか?」


真坂さんは名刺を探しながら教えてくれました。

基本的に伝統的な技法を使った郷土玩具の土人形なので
縁起のいいものを作りますね。


縁起の良いものを考えたらこれが出来たそうです。



茶柱、、、

ニョキってお茶から出ちゃってるけどね。


まさかさん。
かなり満足気です。。


秋田らしいものはありますか?
奥から持ってきてくれたのが、これ!

なまはげです。

まさかさん大好き。

 

真坂さんのHPはほとんど情報は無いので、もっと知りたい方は素晴らしい記事がありました。
ぜひ読んでみて↓
「真坂人形」は、どこから来て、何者で、そしてどこへ行くのか。NPO法人 アーツセンターあきた

「大北東北展」は10月3日からスタートです。
ぜひお楽しみください。

10周年記念 大北東北展て何?⇒◎◎◎
イベント特設ホームページ⇒大北東北展HP

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カタカナ河野のさがしモノの旅でした