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週末絵本館第83回 どんぐりかいぎ
どんぐりの木は、ただ実を落としているだけなのかと思っていたのですが、森のどんぐりの木たちは、森にどんぐりの木を増やすため、森に住む動物たちのために実を落としているのだそうです。
でも、「ちょうどいい」って難しい。
落とす実を少なくすれば木は育たないし、どんぐりを餌にする動物たちもいなくなってしまいます。
たくさん実を落とすと、今度は動物たちが増えどんぐりを食べ尽くしてししまって新しい木は育たない。
森のどんぐりの木たちは、どうするのでしょうか。どんぐり会議です。
この本を読んでSNSに「今日も良い加減で!」という決まり文句?をいつも言っていた知人のことをなぜだか思い出しました。
サボるとか手を抜くというテキトーな「いい加減」という意味ではなく、‘力を入れすぎずにいきましょう’みたいな意味合いだったとは思うのですが、わたしはその言葉がどうもあまりしっくりきていませんでした。
でも‘ちょうど’という言葉を入れて
「今日も(ちょうど)よい加減で!」っていう意味だったらとてもしっくりきました。
その知人にどんな意味だったのか真相を聞けたらいいなと思いますが、
急に連絡するような間柄ではないので、なにかのきっかけで‘ちょうどよく’会う事があったときには聞いてみたいなと思っています。
これから自分の中のいろんな「ちょうどよい」を探してみようと思います。
つー
・タイトル 「どんぐりかいぎ」
・作/こうやすすむ 絵/片山健
・出版社 福音館
・プライス ¥900 +tax
絵と詩を持ち歩いてみませんか。
素敵な絵本を揃えてお待ちしています。