katakana – カタカナ(日本のカッコイイを集めたお土産屋さん)

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん

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ブログ|BLOG


榊麻美植物研究所の盆栽マルシェ

日程 5月26日(土)~27日(日)
場所 katakana/カタカナ自由が丘店 マルシェスペース

東京・東久留米にアトリエを構える「榊麻美植物研究所」の榊さんがマルシェを開催してくれます。

前回、榊さんの盆栽をご紹介したのは、約半年前。新年のイベントでした。
そのときに、ちょっぴりグッとくるこんなエピソードがあったのでご紹介しますね。ぜひご一読を。
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ある日、お店に現れた、おそらく小学校低学年くらいの男の子。お母さんと熱心に商品を吟味しながら、お年玉の使い道について相談している様子。カタカナにくる小さなお客さんは店内に入るやいなや、しゃがみ込んでおもちゃで遊び始める子が多いなか、その子は一目散に盆栽棚へ。一番高いところに置いてある一番かっこいい松を、じっくり眺めていたんです。

「盆栽好きなの?」と声をかけると、恥ずかしそうに「はい」と。二鉢ほどすでに育てているらしく、今度は松に挑戦しようかヒノキにしようか迷っているとのこと。「松って難しいんでしょ? 僕にできるかな」…すごい。松にはほかの盆栽とは違い、ちょっとプラスアルファなお手入れが必要なことをこの子は知っていたんです。

結局このときは、お母さんも交えて松とヒノキのお手入れのコツをお伝えして、「やっぱり僕にはまだ難しいかな」「そうだね、お年玉も足りるかどうか計算しないとね」と一度お家で検討することに。

このときはほんの少しお話ししただけで、どうして盆栽が好きになったのか聞かなかったけれど、ひと鉢の世界を「かっこいい」と思える感性と、なによりもその植物がどうやって育つかということに興味を持っていることに感心してしまいました。あぁこんな子がいてくれるんだと、なんだかすごーくうれしくて、気づいたらスタッフに興奮しながら一部始終を報告していました。

植物を育てるって、本やプロのアドバイスだけでは伝えきれない本当にいろんなことを教えてくれます。
水やりもそこそこだった鉢に花が咲いたときやっとそのまっすぐな強さに気づいたり、それは本当に些細なことかもしれない。けれど、ゲームのようにマニュアルを相手にステージをクリアしていくことよりも、きっと何倍も人間らしいことを印象深く自分の中に残してくれます。はっきりした答えのない自然のものを相手にする、その経験の積み重ねこそが、優しくて柔軟で豊かな感性の人間を育てると思うのです。

会期中にまた見に来てくれたらうれしいなぁと思っていたその子は、30分後に戻ってきてくれました。
「次来たときに僕のお気に入りが残っているかわからないから。でもまだ僕には松は難しそうだからヒノキから頑張ってみて、うまくできたら松にします」と。
嬉しそうにお年玉袋からお会計を終えて、包装されていくヒノキを眺めながら「この鉢がかっこいいよね~」と一言。渋好みの彼の将来がとても楽しみな、本当に素敵な時間をいただきました。
(スタッフ川口)

彼は今回のマルシェにも来てくれるかな? 楽しみに待っていますね。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
katakana/カタカナ自由が丘店からの
マルシェのお誘いでした